社会福祉士の資格を取得しても、働く現場がどういった分野であるかで、その仕事内容、スタイルは変わってきます。今回は、高齢者と関わる施設で働く生活相談員さんに、1日の仕事の流れと、仕事に対する考え方を教えていただきました。
第2回 特養の生活相談員
「生活相談員って名前はよく聞くけど、実際にはどんな仕事をしているの?」、そんな風に思う人も多いでしょう。特別養護老人ホームの生活相談員である渡邉さんの働き方をみせていただきましょう。
1日の仕事のおおまかな流れ
渡邉さんには「仕事で意識していること」、「仕事に欠かせないアイテム」、「仕事の楽しみ」、そして、仕事を離れて過ごす休日のこと、ストレス解消の方法についても教えていただきました。
仕事で意識していること
私は、日々仕事をする中で、次の2点を意識しています。
まず一つは、バランス(調和)感覚です。他職種が協働する仕事のため、一つの出来事・一人の利用者に対してもいくつもの見解やアイデアが出てきます。そのときに、調整を図りながらバランスをとっていくことが重要だと思います。
もうひとつは、視野を広く持つことです。スキルアップのためにどんなチャレンジをしたらよいのか、視野を広くして、多くの選択肢の中から最善のチャレンジを選択しなくてはならないのです。
まず一つは、バランス(調和)感覚です。他職種が協働する仕事のため、一つの出来事・一人の利用者に対してもいくつもの見解やアイデアが出てきます。そのときに、調整を図りながらバランスをとっていくことが重要だと思います。
もうひとつは、視野を広く持つことです。スキルアップのためにどんなチャレンジをしたらよいのか、視野を広くして、多くの選択肢の中から最善のチャレンジを選択しなくてはならないのです。
仕事に欠かせないアイテム
・B5サイズのビジネス手帳
以前は、小さめのスケジュール手帳とB5のノート(備忘録)を併用していたのですが、情報は一つにまとめた方が効率が良いので、今はB5のビジネス手帳を活用しています。
・3色ペン・万年筆
100円ボールペンではなく、書き心地のよい自分好みのものを使用しています。文書はパソコンで作成することがほとんどですが、「手書きでひとこと」という一手間を加えるために持っています。
・マイボトル
どんな仕事も同じですが、やはり体が基本。以前は気がつくとコーヒーを飲んでいましたが、今は自宅で作った健康茶をポットに入れて持参しています。
仕事の楽しみ
入居者の今後について、ご本人、ご家族の要望、現場職員の意見を取りまとめて打ち合わせを重ね、方針を立てます。
できることとできないこと、やるべきこととやってみたいこと、様々な意見をまとめるのは正直苦しいことなのですが、皆で考えた方針を実行したときに、ご本人やご家族が喜んでいただいていること、また、その姿を見て喜んでいる現場職員の姿を見ることが楽しみです。
できることとできないこと、やるべきこととやってみたいこと、様々な意見をまとめるのは正直苦しいことなのですが、皆で考えた方針を実行したときに、ご本人やご家族が喜んでいただいていること、また、その姿を見て喜んでいる現場職員の姿を見ることが楽しみです。
休日の過ごし方・ストレス解消法
休日は、4歳と7歳の子どもと過ごすことが多いです。そのときは、子どもの目線で一緒に遊ぶことを心掛けています。
また、仕事で溜まるストレスは、朝のランニングで発散しています。デスクワークの時間が長くなりがちで、運動不足にならないようにと始めたランニングですが、今も継続しています。毎朝7キロほど走ってから出勤しています。
また、仕事で溜まるストレスは、朝のランニングで発散しています。デスクワークの時間が長くなりがちで、運動不足にならないようにと始めたランニングですが、今も継続しています。毎朝7キロほど走ってから出勤しています。
4月から仕事を始める方に一言
入職当初は、指示されたことを10とするなら、一手間かけて11のことをするつもりで取り組んでみてください。