介護職はハードな仕事といわれます。しかし、そのハードさを補って余りあるほどの魅力があるのも事実です。今回は施設介護職の1日を追います。
第1回 施設介護職の1日
ある1日のタイムスケジュール
特定施設であるケアホームの仕事の流れは、基本的には特養やグループホームと変わりません。ここでは日勤(9時〜18時)における澤村さんの仕事をみていきます。
仕事に欠かせない必須アイテムとは?
また、仕事に行く際には音楽を聴きながら、という人も多いかと思いますが、モチベーションを高める曲の一つとして、澤村さんはMr.Childrenの「彩り」を挙げます。「介護はどうしても単調になりがちな仕事ですが、単純作業の大切さを説くこの曲を聴いていると、自分の仕事が誰かの役に立っている実感が生まれ、やる気が高まります!」。
試行錯誤、自問自答のなかで
これから介護の仕事に就く皆さんは、働く日を目前にして、一体なぜこの仕事に就くのか、自問自答する時期でもあるでしょう。澤村さんは「大学時代、特に福祉を専攻しているわけではありませんでしたが、人の役に立つ仕事がしたいと考え、そのときに『介護』を思いついた」ことがきっかけだったといいます。
他法人のグループホームでの5年間、ケアホーム東大井での1年間の経験を経た現在、介護のやりがいは「入居者が活き活きとした、生きる姿になるのを見ていくこと」だといいます。「そこでさりげなく支援することこそが自分の仕事だと実感しています」。
とはいうものの、澤村さんは順風満帆な介護職人生を歩んできたわけではありません。自分の不注意で入居者を転倒・骨折させてしまったときは「この仕事を辞めたいと思った」と言います。「自分がかかわらなければ入居者が骨折することもなかったと感じましたが、この経験をプラスに変えることで、支援の質を上げていくことができるはずだと、辞めることを思いとどまりました」。
新人職員は試行錯誤、自問自答の連続です。たとえ「自分には合わない」「この職場ではやっていけない」と感じても、日々かかわりを続けることで入居者が変わる姿を見れば、つらいことを補って余りある達成感が得られるのも確かです。「何か一つでもいいから目標をもって、できたときにそれを喜びとしてほしい」という澤村さんのメッセージを胸に秘めて、4月からの仕事に励みましょう!
他法人のグループホームでの5年間、ケアホーム東大井での1年間の経験を経た現在、介護のやりがいは「入居者が活き活きとした、生きる姿になるのを見ていくこと」だといいます。「そこでさりげなく支援することこそが自分の仕事だと実感しています」。
とはいうものの、澤村さんは順風満帆な介護職人生を歩んできたわけではありません。自分の不注意で入居者を転倒・骨折させてしまったときは「この仕事を辞めたいと思った」と言います。「自分がかかわらなければ入居者が骨折することもなかったと感じましたが、この経験をプラスに変えることで、支援の質を上げていくことができるはずだと、辞めることを思いとどまりました」。
新人職員は試行錯誤、自問自答の連続です。たとえ「自分には合わない」「この職場ではやっていけない」と感じても、日々かかわりを続けることで入居者が変わる姿を見れば、つらいことを補って余りある達成感が得られるのも確かです。「何か一つでもいいから目標をもって、できたときにそれを喜びとしてほしい」という澤村さんのメッセージを胸に秘めて、4月からの仕事に励みましょう!