在宅介護の要といわれるケアマネジャー。利用者訪問からサービス調整まで、一日のなかで分刻みに仕事をこなしていきます。独立型ケアマネジャーに仕事の流れ、そしてその魅力を紹介してもらいました。
第4回 ケアマネジャーの仕事
一月の仕事、一日の仕事の流れ
まず、月の初旬は給付管理(訪問介護、デイサービスなど各サービス事業所から送られてくる実績をパソコンに入力し、国保連(国民健康保険団体連合会)に請求する業務)、中旬はサービス利用票を作り、利用者をモニタリング訪問、下旬はサービス提供票を各サービス事業者に送付します。その他、利用者の状態の変化に応じアセスメント、ケアプラン作成、サービス担当者会議、各事業者との連絡調整、入退院に伴う支援などを随時行います。
一日の仕事は時期によってだいぶ異なります。たいていの日は下のような感じで、動き回ることが多いです。ただこれは、担当件数や所属法人によってだいぶ変わってきます。
9時 アポイントの電話をかける
10〜12時 モニタリング訪問(複数件)
12時 関係機関にTEL、FAX連絡。昼食
13時 サービス担当者会議
14時 デイサービスを訪ね、利用者の様子を確認
15時 モニタリング訪問
16時 病院を訪ね、入退院の連携をとる
17時 利用者の主治医と面談
18時 アポイントのTEL
19時 関係機関にTEL、FAX連絡
20時 パソコンに記録を入力
21時 ケアプラン作成など、翌日の準備
一日の仕事は時期によってだいぶ異なります。たいていの日は下のような感じで、動き回ることが多いです。ただこれは、担当件数や所属法人によってだいぶ変わってきます。
9時 アポイントの電話をかける
10〜12時 モニタリング訪問(複数件)
12時 関係機関にTEL、FAX連絡。昼食
13時 サービス担当者会議
14時 デイサービスを訪ね、利用者の様子を確認
15時 モニタリング訪問
16時 病院を訪ね、入退院の連携をとる
17時 利用者の主治医と面談
18時 アポイントのTEL
19時 関係機関にTEL、FAX連絡
20時 パソコンに記録を入力
21時 ケアプラン作成など、翌日の準備
仕事に欠かせないアイテムは?
スケジュール帳、自作の一日の計画表
ノート、携帯電話、名刺
電子辞書、ICレコーダー
仕事の楽しみは?
高齢者との会話が純粋に楽しみですが、自分のかかわりに成果が表れた時、利用者・家族に喜んでもらえた時は本当にやりがいを感じます。また、ケアプラン作成はケアマネジャーの見識・経験が問われるので、プランがうまくフィットし、また、プランに位置づけたサービス事業者にいい仕事をしていただいた時などは、チームで動くことの醍醐味を感じます。素敵な専門職との出会いも、この仕事の魅力と思っています。
仕事を始める方に一言
自分を振り返ると、ミスや失敗の連続です(泣)。「穴があったら入りたい……」と思うぐらいに落ち込んで、それでも「私にだってなにかできることがあるんじゃないか」と新たにチャレンジして、すこし成長していく─そんな繰り返しでした。ケアマネジャーの仕事は簡単ではありませんが、とにかくあきらめずに続けていくことが大事だと思っています。そして、自分の「強み」をみつけること。頭がいい人は頭で、優しい人は優しさで、力持ちは力で、自分らしさを発揮して人の役に立つ仕事ができたら幸せだと思います。