国家試験を突破して晴れて精神保健福祉士の資格を取得した皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望などについてうかがいました。
第5回 のんちゃん さん
精神保健関係団体職員
のんちゃんさんが使った参考書
精神保健福祉士受験ワークブック(専門科目編)
中央法規出版
中央法規出版
社会福祉士・精神保健福祉士受験ワークブック(共通科目編)
中央法規出版
中央法規出版
のんちゃんさんの合格までの道のり
精神障害者の力になりたい!
精神保健福祉に関連する団体で事務職員として勤務しているのんちゃんさん。
学生時代に精神障害者とのかかわりの中で、彼らの生活に圧しかかっている行き詰まりを知り、「なぜ精神病を患ったことでこんなにもいろいろ背負わされなければならないのか」という大きな疑問を感じました。そして、もっと精神保健福祉のことを学び、彼らの力になりたいと考えたのが、精神保健福祉士を受験するきっかけとなりました。
学生時代に精神障害者とのかかわりの中で、彼らの生活に圧しかかっている行き詰まりを知り、「なぜ精神病を患ったことでこんなにもいろいろ背負わされなければならないのか」という大きな疑問を感じました。そして、もっと精神保健福祉のことを学び、彼らの力になりたいと考えたのが、精神保健福祉士を受験するきっかけとなりました。
過去問をつかい自分が理解できるまで反復
一回の試験で合格したのんちゃんさんが、本格的に受験勉強を始めたのは受験4か月前、9月ごろからでした。平均して1日8時間、過去問題(3年分)を何度も繰り返し解くことを中心に学習しました。解答と解説をじっくり読み、出てきた用語や歴史的事項は自分が理解できるまで徹底して調べました。1問1問丁寧に、理解しながら解いていくように心がけました。
学習していくうちに、明らかな苦手科目があることに気がつきました。社会保障論でした。勉強する前から「年金とか保険とかいわれても良くわからない」という先入観があり、頭の中で複雑に考えてしまい、「難しい」というイメージをずっと持ち続けてしまったことによって苦手科目となっていました。しかし、ワークブックなどを参考にしながらノートに整理したことによって、覚えるポイントが絞られ克服することができましたが、そのために非常に時間がかかったと言います。
学習していくうちに、明らかな苦手科目があることに気がつきました。社会保障論でした。勉強する前から「年金とか保険とかいわれても良くわからない」という先入観があり、頭の中で複雑に考えてしまい、「難しい」というイメージをずっと持ち続けてしまったことによって苦手科目となっていました。しかし、ワークブックなどを参考にしながらノートに整理したことによって、覚えるポイントが絞られ克服することができましたが、そのために非常に時間がかかったと言います。
仲間の存在に励まされる
苦手科目の克服など辛い時期もありましたが、そんなときに同じ大学のゼミ仲間の存在が励みになりました。自分の勉強方法があっているのか不安に感じたりすることもありましたが、勉強仲間がいることによって、「みんなもがんばっているのだからもう少しがんばろう」と思えたり、勉強法を参考にしたり、分からない箇所を確認しあったりすることができたと言います。
また、受験を決めたときに、周囲にそのことを宣言したこともよかったそうです。家族や身近な人々から応援の言葉をかけてもらうことができ、より一層合格したいという思いが強くなり、モチベーションを維持することができました。ただ反面、落ちたときのことを考えると、家族もがっかりさせてしまうのではないかという思いもあり、それがプレッシャーに感じてしまうこともあるので、自分の性質を考慮して決めたほうが良いのかもしれないと言います。
また、受験を決めたときに、周囲にそのことを宣言したこともよかったそうです。家族や身近な人々から応援の言葉をかけてもらうことができ、より一層合格したいという思いが強くなり、モチベーションを維持することができました。ただ反面、落ちたときのことを考えると、家族もがっかりさせてしまうのではないかという思いもあり、それがプレッシャーに感じてしまうこともあるので、自分の性質を考慮して決めたほうが良いのかもしれないと言います。
本番での心構え
受験当日は、本当に覚えることができているのか、どんどん不安が高まり、分厚いテキストのどこを確認すれば良いのか分からなくなり、結局パラパラページをめくっているうちに試験時間になってしまったという、のんちゃんさん。当日は、基本的な部分を最終確認する程度に抑え、自信を持って望むことが大切だと思います、とアドバイスをくれました。
また、試験開始後すぐにある問題文の修正箇所のアナウンスが上手く聞き取れなかったり、繰り返し何度もアナウンスされるため、試験に集中できなくなってしまうことがあったとのこと。試験中に付近の人の行動が気になってしまって集中できなくなってしまうということもあるので、これまでの勉強の成果を充分に発揮するためにも、試験に集中できるように気持ちを整え、落ち着いて望むことが大切、と注意点も挙げてくれました。
また、試験開始後すぐにある問題文の修正箇所のアナウンスが上手く聞き取れなかったり、繰り返し何度もアナウンスされるため、試験に集中できなくなってしまうことがあったとのこと。試験中に付近の人の行動が気になってしまって集中できなくなってしまうということもあるので、これまでの勉強の成果を充分に発揮するためにも、試験に集中できるように気持ちを整え、落ち着いて望むことが大切、と注意点も挙げてくれました。
受験生へのアドバイスとメッセージ
最後に、受験生への応援メッセージとアドバイスを語ってくれました。
「13科目と科目数が多く、途中で投げ出したくなってしまうこともあると思います。しかし、その時々にできることを着実に一つ一つクリアーしていくことが合格のポイントだと思います」。
「13科目と科目数が多く、途中で投げ出したくなってしまうこともあると思います。しかし、その時々にできることを着実に一つ一つクリアーしていくことが合格のポイントだと思います」。