—プロフィール—
大学は社会福祉を専攻し、在宅介護における介護者の負担感を調べることをテーマに掲げた。卒業時に社会福祉士の資格を取得し、精神科と一般科の複合病院の看護助手として就職したが、体調を崩してほどなく退職。数ヶ月の休養後、リハビリテーション科と介護型の療養病床がある病院の医療相談員として再就職し、主に高次脳機能障害や骨折後の患者とその家族の入院生活上のサポート、在宅復帰支援、転院支援、施設入所支援に携わった。5年ほど勤めた後、結婚し退職。その後、行政機関の臨時職員として障害者自立支援法の認定調査員に着任し、現在に至る。精神保健福祉士国家試験は、平成24年1月(23年度)の試験に合格。
受験の動機
もともとは、はじめに就職した病院で認知症療養病棟の配属となり、精神科領域におけるソーシャルワークの必要性を実感したのが発端です。気持ちがかたまったのは、結婚後の復職で障害者自立支援法の認定調査員になってからです。知的障害や身体障害の方々の認定調査をさせていただくなかで、てんかん発作に苦しんでいる方や軽度のうつ、パニック障害などを併発されておられる方々に出会い、改めて精神保健領域の勉強をしたいと思うようになり、精神保健福祉士の受験をすることに決めました。
私自身も自律神経が弱く、過呼吸や頻脈の症状が時々でますが、主治医や家族を含めた周囲のサポートや職場の理解もあり、現在はかなりよくなりました。自分の飲んでいる薬や自律神経障害の原因について知りたい気持ちも大きかったですし、なによりも精神保健福祉士になって同じ症状で悩まれている方々のピアサポートをしたいと思ったのが大きな動機でした。
私自身も自律神経が弱く、過呼吸や頻脈の症状が時々でますが、主治医や家族を含めた周囲のサポートや職場の理解もあり、現在はかなりよくなりました。自分の飲んでいる薬や自律神経障害の原因について知りたい気持ちも大きかったですし、なによりも精神保健福祉士になって同じ症状で悩まれている方々のピアサポートをしたいと思ったのが大きな動機でした。
勉強法
私は通信教育での勉強でしたので、レポート提出と実習に追われました。実習終了後くらいから携帯で問題が解ける「精神保健福祉士過去問題トライ」(パソコンや携帯端末を使用した過去問題学習サービス)を利用し、毎日少しずつ問題に触れるようにしていました。
受験参考書は、過去3年分の国家試験問題が掲載される年度版の問題集(「2012精神保健福祉士国家試験過去問解説集」中央法規)が出版された時点で購入し、同じくワークブック(「精神保健福祉士受験ワークブック2012専門科目編」「社会福祉士・精神保健福祉士受験ワークブック2012共通科目編」中央法規)も出版後すぐに購入しました。過去問のほうは5月中旬、ワークブックは6月下旬の購入と記憶しています。
過去問は、1回目は問題をみてもほとんどわかりませんでした。そこで、まずはよく解説を読み、まったく知らない語句が出てきたら、ワークブックの索引から該当する単元を見つけ、ワークブックにその解説内容を記入していきました。「精神保健福祉用語辞典」(中央法規)を利用してより詳しく解説を読み、その内容をワークブックに書き込むこともしました。3年分の解説を一通り読み、調べ終わったら2回目を解きました。このようにして、過去問は合計で3回ほど解きました。
これらの学習法も含め、本格的に勉強を始めたのは、夏のスクーリング終了後からです。学校で行われた模擬試験や中央法規出版主催の模擬試験に参加し、間違えた問題は過去問同様に解説を読んでワークブックに書き込むという作業を繰り返しました。また、秋に行われた中央法規出版主催の受験対策セミナーにも参加し、試験の概要や出題傾向を把握するように努めました。
受験参考書は、過去3年分の国家試験問題が掲載される年度版の問題集(「2012精神保健福祉士国家試験過去問解説集」中央法規)が出版された時点で購入し、同じくワークブック(「精神保健福祉士受験ワークブック2012専門科目編」「社会福祉士・精神保健福祉士受験ワークブック2012共通科目編」中央法規)も出版後すぐに購入しました。過去問のほうは5月中旬、ワークブックは6月下旬の購入と記憶しています。
過去問は、1回目は問題をみてもほとんどわかりませんでした。そこで、まずはよく解説を読み、まったく知らない語句が出てきたら、ワークブックの索引から該当する単元を見つけ、ワークブックにその解説内容を記入していきました。「精神保健福祉用語辞典」(中央法規)を利用してより詳しく解説を読み、その内容をワークブックに書き込むこともしました。3年分の解説を一通り読み、調べ終わったら2回目を解きました。このようにして、過去問は合計で3回ほど解きました。
これらの学習法も含め、本格的に勉強を始めたのは、夏のスクーリング終了後からです。学校で行われた模擬試験や中央法規出版主催の模擬試験に参加し、間違えた問題は過去問同様に解説を読んでワークブックに書き込むという作業を繰り返しました。また、秋に行われた中央法規出版主催の受験対策セミナーにも参加し、試験の概要や出題傾向を把握するように努めました。
合格の秘訣
学生さんでない限り、仕事や家庭の雑用に追われてなかなか勉強の時間がとれないかもしれませんが、一日のなかで必ず勉強する時間帯を自分で決めて、毎日行い、続けることが大切だと思います。
私の場合は、春から夏はなんとなく問題に触れる程度で、夏休みはこれから遊べなくても後悔しないくらい遊びました。10月くらいからペースを上げて、仕事のない日は午後の3時間をしっかり勉強に当て、仕事がある日は夜寝る前に携帯電話で問題を解くこと(前出の「精神保健福祉士過去問題トライ」)をしていました。とにかく毎日問題に触れるようにするのと、机の上だけでは飽きてしまうので、「けあサポ」や「やまだ塾」のホームページ上で問題を解くこともありました。
問題に強くなるためには、わからなかった問題を嫌がらずに徹底的に復習することが第一だと思います。各教科は分けて勉強するのではなく、それぞれがつながっているという視点で勉強していくと理解は早いと思います。地道な努力があるのみです。
また、専門学校などで友達をたくさんつくることも重要だと思います。お互いにわからない問題を教え合ったり、人に説明できるように学び合ったりすると、自分自身の理解が深まっていきます。私は、試験当日までほぼ毎日、友人と問題の出し合いをしていました。みんなで協力した結果の合格だと思っています。
私の場合は、春から夏はなんとなく問題に触れる程度で、夏休みはこれから遊べなくても後悔しないくらい遊びました。10月くらいからペースを上げて、仕事のない日は午後の3時間をしっかり勉強に当て、仕事がある日は夜寝る前に携帯電話で問題を解くこと(前出の「精神保健福祉士過去問題トライ」)をしていました。とにかく毎日問題に触れるようにするのと、机の上だけでは飽きてしまうので、「けあサポ」や「やまだ塾」のホームページ上で問題を解くこともありました。
問題に強くなるためには、わからなかった問題を嫌がらずに徹底的に復習することが第一だと思います。各教科は分けて勉強するのではなく、それぞれがつながっているという視点で勉強していくと理解は早いと思います。地道な努力があるのみです。
また、専門学校などで友達をたくさんつくることも重要だと思います。お互いにわからない問題を教え合ったり、人に説明できるように学び合ったりすると、自分自身の理解が深まっていきます。私は、試験当日までほぼ毎日、友人と問題の出し合いをしていました。みんなで協力した結果の合格だと思っています。
これから
精神保健福祉士として、精神障害者の方々の認定調査に出かけることになりました。調査は一期一会なので、なるべく多くの情報を聴き取り、書類は初めて読む人でも調査対象者がどのような障害をお持ちなのか、家族や本人がどんなことで困っているのかがわかるように作成し、よりよいサービスの提供につなげられればと思っています。また、精神障害者は誰もが成り得る障害であり、治療できるものであるということの情報発信をしていけたらと思っています。
受験者の皆さんへ
mixiなどの精神保健福祉士を目指す方々のコミュニティを見ていますと、自分も精神の病気だが資格取得は大丈夫なんだろうかと不安に感じている方々の書き込みを多く目にします。確かに具合が悪ければ勉強はつらいかもしれません。基本的には主治医との相談になると思いますが、自らに障害があるからこそ障害をもつ方々の理解ができるのだと思います。あきらめずにチャレンジしてみてください。
そして、受験を志しているすべての皆さんへ。復習を重視した勉強をすれば、絶対に合格できます。すべてを覚えようとしなくてもいいのです。過去問の復習、模擬試験の復習に徹底的に取り組んでください。苦手科目からも逃げないで絶対に合格するという気持ちを持って臨んでください。ご検討をお祈りしています。
そして、受験を志しているすべての皆さんへ。復習を重視した勉強をすれば、絶対に合格できます。すべてを覚えようとしなくてもいいのです。過去問の復習、模擬試験の復習に徹底的に取り組んでください。苦手科目からも逃げないで絶対に合格するという気持ちを持って臨んでください。ご検討をお祈りしています。