国家試験を突破して晴れて精神保健福祉士の資格を取得した皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望などについてうかがいました。
第8回 KYさん
社会福祉士事務所を開業している精神保健福祉士
KYさんが使った参考書
精神保健福祉士受験ワークブック(専門科目編)
中央法規出版
中央法規出版
精神保健福祉士国家試験 問題・解答・ポイント解説
中央法規出版
中央法規出版
KYさんの合格までの道のり
30代半ばで一念発起
精神保健福祉士の資格取得については、社会福祉士の資格取得後からの目標になっていたのですが、仕事の関係もあり、なかなか思うように行きませんでした。30代半ばになってから一念発起しまして、本気でチャレンジしました。私の場合ですが、フルタイムでの仕事があり、また土日もさまざまな用事でそれなりに忙しいため、おのずと勉強時間が限られていました。
参考書のしぼり込みで勉強
そこでまず受験のための参考書を絞り込むことにして、中央法規出版の『精神保健福祉士受験ワークブック(専門科目編)』と『精神保健福祉士国家試験 問題・解答・ポイント解説2008』の2冊を購入し、この2冊を徹底的に読み込みました。実質の学習期間については、3〜4か月ほどでしたが、集中して取り組めば十分合格までたどり着けると思います。
特にワークブックについては、社会福祉士の受験の際にも使用しており、専門5科目がスマートな 1 冊のテキス卜になって、豊富な資料やコラムなど、途中でやめたくならないような工夫がされている教材で、類書のなかでも大変おすすめです。
特にワークブックについては、社会福祉士の受験の際にも使用しており、専門5科目がスマートな 1 冊のテキス卜になって、豊富な資料やコラムなど、途中でやめたくならないような工夫がされている教材で、類書のなかでも大変おすすめです。
参考書を使いやすいようにアレンジ
実際の受験勉強ですが、机に向かっての勉強時間がほとんどとれなかったので、もっぱら通勤電車内が中心となりました。まず学習では過去問は持ち運びには適さないので、全て科目ごとに切ってホチキス止めしました。これを例えば1問1駅のペースで、その場で問題を解いて不明な点はすぐに解答で中身確認するようにしました。特に問題を見たら全くわからない場合は、すぐに解答を見るようにしました。このような判断力をつけたことで、 本番の試験で速く解答する訓練にも役立ったと思います ( 特に現在の試験はゆっくりと問題を読んで考える時間がないので、解答のスピードをあげるのは、合格のためには必要なことだと思います) 。
本番への力試し(模試)と直前対策講座で最後の締め
そして最新の法改正の知識を得るためと、本番の試験の予行演習のためにも、模擬試験を受けることは必要だと思います。私の場合、社団法人日本精神保健福祉士協会主催の公開模試を受験しました。問題も参考になりましたが、特に解説がとても詳しく丁寧なため、復習にも大変役立ちました。
そして直前期の追い込みとして、日本精神保健福祉士養成校協会主催の受験直前対策講座に参加して総まとめを行いました。この講座は1日完結(専門科目のみ)で、全5科目の重要項目のチェックができるので、直前期に仕事が忙しく時間がない私にとっては大変有意義なものでした。
こうして限られた時間のなかで何とか合格レベルまでの学習ができたようで、自己採点では多少不安でしたが、何とか合格することができました。
月並みですが、資格の取得はこれからが本当のスタートで、日々の業務のなかで覚えていくことがたくさんあります。精神障害者や家族の力に少しでも力になれるよう、これから頑張ってゆきたいと思います。
そして直前期の追い込みとして、日本精神保健福祉士養成校協会主催の受験直前対策講座に参加して総まとめを行いました。この講座は1日完結(専門科目のみ)で、全5科目の重要項目のチェックができるので、直前期に仕事が忙しく時間がない私にとっては大変有意義なものでした。
こうして限られた時間のなかで何とか合格レベルまでの学習ができたようで、自己採点では多少不安でしたが、何とか合格することができました。
月並みですが、資格の取得はこれからが本当のスタートで、日々の業務のなかで覚えていくことがたくさんあります。精神障害者や家族の力に少しでも力になれるよう、これから頑張ってゆきたいと思います。
受験生へのアドバイス
時間がないなかでも、勉強方法の工夫次第で、合格レベルまでの学習は十分できます。皆さん、諦めずにコツコツと頑張ってください。