—プロフィール—
中学のときに読んだ『卒業式まで死にません−女子高生南条あやの日記−』で、精神障害について知り、関心をもった。高校のときに精神保健福祉士の資格を知り、進路を方向づけた。武蔵野大学に入学。人の心について学びたいと、心理と精神保健福祉の両方の教科をもつ学科(人間関係学部人間関係学科)を選んだ。学科が異なる社会福祉士は、大学に入ってから資格の存在を知った。当初は心理(臨床心理士)を意識したが、学習を進めるうちに精神(精神保健福祉士)のほうに魅力を感じるようになり、履修内容が専門化する大学3年から精神に的を絞った。卒業年に見事合格し(平成23年度試験)、今年4月より千葉県内の地域活動支援センターに勤務。好きなものは、小学4年から続けてきたバトミントン、移動中も欠かさないJ-POP。きらいなものは、ひま、くり返しの単純作業、変化がないこと。直線的・かざらなさ・気楽さが安定感を醸し出す23歳。
受験の動機
精神保健福祉士の資格を取ることになったそもそもの発端は、プロフィールで紹介いただいたように、一冊の本との出会いにあります。大学では、学べば学ぶほど、精神の分野は勉強しがいがある、おもしろいと思うようになりました。職業として惹かれたのは、利用者といっしょに考えられて、ずっとみていられるというかかわりの部分でした。
絶対資格をとるぞといった意気込みや気負いはなかったと思いますが、勉強が楽しかったので、学校の授業はきちんと受けていました。受験対策は、4年生になると授業自体がしだいに試験対策になっていくので、その流れで取り組んでいく形でした。
絶対資格をとるぞといった意気込みや気負いはなかったと思いますが、勉強が楽しかったので、学校の授業はきちんと受けていました。受験対策は、4年生になると授業自体がしだいに試験対策になっていくので、その流れで取り組んでいく形でした。
勉強法
受験を意識した勉強を始めたのは、大学4年の9月からです。ただし、この時期はまだ軽く、です。教材は、共通科目が中央法規さんの『社会福祉士国家試験過去問 一問一答+α』。とにかく共通科目がわからなかったので、こちらの対策を重点に考えました。
この本を選んだのは、使いやすそうだったからです。左ページにズラッと問題が並んでいて、右ページに○×の解答とその横に解説が付いているので、あっちこっちに目をうつすロスが減らせます。右側のページを物で隠しながら問題を解いて、物をずらして答えを確認したらすぐに解説も読んで頭に入れるようにします。解答がページの裏や別の場所にあると、めくって確認するのが面倒なのと、そういう小さな手間が理解や集中を途切れやすくするので、効率もよくないと思いました。実際に使ってみて、勉強のしやすさは実感できました。
専門科目は、やはり中央法規さんの『精神保健福祉士受験ワークブック』です。一問一答+αがあればよかったのですが、専門は出されていないようでしたので。専門科目は学校の授業である程度学べていたので、あの分厚い本から知識を補強していく使い方でした。
私の場合、何年か分の過去問を集めた本は購入しませんでした。なぜ?と訊かれるとなぜかなと思いますが、もうそれとまったく同じ問題が出ることはないので、出ない問題をやってもしようがないかなと思ったんだと思います。それと、頻出問題は学校のプリントで配られたので、取り立てて必要を感じなかったこともあります。
基本は、一問一答+αとワークブックを教材として、内容の理解に努める。解説などはできるだけ覚えるようにして、わからない単語が出てきたら、調べて近くに書き込んでおく。この勉強を継続していきました。
この本を選んだのは、使いやすそうだったからです。左ページにズラッと問題が並んでいて、右ページに○×の解答とその横に解説が付いているので、あっちこっちに目をうつすロスが減らせます。右側のページを物で隠しながら問題を解いて、物をずらして答えを確認したらすぐに解説も読んで頭に入れるようにします。解答がページの裏や別の場所にあると、めくって確認するのが面倒なのと、そういう小さな手間が理解や集中を途切れやすくするので、効率もよくないと思いました。実際に使ってみて、勉強のしやすさは実感できました。
専門科目は、やはり中央法規さんの『精神保健福祉士受験ワークブック』です。一問一答+αがあればよかったのですが、専門は出されていないようでしたので。専門科目は学校の授業である程度学べていたので、あの分厚い本から知識を補強していく使い方でした。
私の場合、何年か分の過去問を集めた本は購入しませんでした。なぜ?と訊かれるとなぜかなと思いますが、もうそれとまったく同じ問題が出ることはないので、出ない問題をやってもしようがないかなと思ったんだと思います。それと、頻出問題は学校のプリントで配られたので、取り立てて必要を感じなかったこともあります。
基本は、一問一答+αとワークブックを教材として、内容の理解に努める。解説などはできるだけ覚えるようにして、わからない単語が出てきたら、調べて近くに書き込んでおく。この勉強を継続していきました。
スケジュール
受験モードで本腰を入れて勉強したのは、試験月の1月第2週からです。上記に紹介した勉強方法は、前の年の秋口から取り組み始めていましたが、11月、12月までは1日2時間程度の勉強時間で、それも学校の授業の復習が中心でした。
1月第2週からは、ほとんど丸一日を勉強で過ごしました。朝6時に起きて、2時間ほど勉強して朝食。9時から再開して12時まで勉強。昼食の後、13時から2〜3時間勉強して、中休みをとった後、夕方まで勉強。こんな調子でした。
スケジュールはあまりがちがちに決めると、やらなくてはいけないとなってしまうので、だいたいこのくらいとアバウトにしておいて、勉強する分野も同じだと飽きてしまうので、毎日変えて気持ちが続くようにしました。それでも終盤は頑張って、社会保障や権利擁護など、ひたすら苦手な分野に取り組みました。
受験勉強の終盤も睡眠時間は6〜8時間と、いつもと変わりなくとっていました。勉強には苦労しましたが、風邪をひくこともなく、順調に試験に臨むことができました。
1月第2週からは、ほとんど丸一日を勉強で過ごしました。朝6時に起きて、2時間ほど勉強して朝食。9時から再開して12時まで勉強。昼食の後、13時から2〜3時間勉強して、中休みをとった後、夕方まで勉強。こんな調子でした。
スケジュールはあまりがちがちに決めると、やらなくてはいけないとなってしまうので、だいたいこのくらいとアバウトにしておいて、勉強する分野も同じだと飽きてしまうので、毎日変えて気持ちが続くようにしました。それでも終盤は頑張って、社会保障や権利擁護など、ひたすら苦手な分野に取り組みました。
受験勉強の終盤も睡眠時間は6〜8時間と、いつもと変わりなくとっていました。勉強には苦労しましたが、風邪をひくこともなく、順調に試験に臨むことができました。
受験者の方々へ
「気楽に」だと思います。私は参考書をあまり買いませんでしたし、勉強の方法も周りがどうこうではなく、自分でこれと思った方法をそのまま続けていました。いよいよ年が明けてから本格始動した勉強も、傍から見れば遅いと思われるかもしれません。
大学の授業中、全員で問題を解いてその答え合わせをすると、周囲からシャーッ、シャーッと○を付ける(正解している)音が聞こえてきて、あ、みんな勉強しているんだと焦ったことがあります。でも、それで今までと違うことを急に始めたり、勉強時間を延ばしたりはしませんでした。
高得点でなくても、受かればいっしょです。精神保健福祉士になりたいという気持ちをもっていて、そこに向けた努力を自分なりにしているのであれば、おそれるものはないと思います。むしろ、“落ちてもいいや”くらいの気持ちで、やることをやっているほうが気持ちは楽ですし、力も発揮しやすいと思います。
どうぞ、今のご自分のスタンスを大事にして、合格を目指していただきたいと思います。
大学の授業中、全員で問題を解いてその答え合わせをすると、周囲からシャーッ、シャーッと○を付ける(正解している)音が聞こえてきて、あ、みんな勉強しているんだと焦ったことがあります。でも、それで今までと違うことを急に始めたり、勉強時間を延ばしたりはしませんでした。
高得点でなくても、受かればいっしょです。精神保健福祉士になりたいという気持ちをもっていて、そこに向けた努力を自分なりにしているのであれば、おそれるものはないと思います。むしろ、“落ちてもいいや”くらいの気持ちで、やることをやっているほうが気持ちは楽ですし、力も発揮しやすいと思います。
どうぞ、今のご自分のスタンスを大事にして、合格を目指していただきたいと思います。