国家試験を突破して晴れて精神保健福祉士の資格を取得した皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望などについてうかがいました。
第9回 北村京子さん
精神保健福祉士
京子さんが使った参考書
精神保健福祉士受験ワークブック(専門科目編)
社団法人日本精神保健福祉士協会=編集
中央法規出版
社団法人日本精神保健福祉士協会=編集
中央法規出版
精神保健福祉士国家試験 問題分析と受験対策【専門科目編】
「研究会」プラス
久美出版
「研究会」プラス
久美出版
京子さんの合格までの道のり
精神保健福祉士を目指すきっかけ
私が高校受験の頃に、姉が自殺しました。うつであったかどうかはわかりませんが、その後の私も含めた苦悩は並々ならぬものでした。心の痛みをもつ人の理解やかかわりを持ちたいとずっと思い続けてたどりついたのが精神保健福祉の学びです。
社会福祉士同様、通信課程で勉強を
私はこの2年前に社会福祉士の免許を取得しています。ですので、精神保健福祉士の勉強は、レポート作成時にテキストをよく読んだことと、スクーリングでの勉強以外は、とりわけ多くのまとまった時間を割きませんでした。社会福祉士の受験時代の友人から、ワークブックを科目毎に分けて、常に持ち歩いて、通勤や休憩時間などに暗記する方法を教えて頂きました。スクーリングが終わった10月頃から、この方法で、仕事の合間に覚えるようにしました。
受験参考書と空き時間をフル活用
レポート課題作成時に、テキストをしっかり読むことと、ワークブックを科目毎に分けて、常に持ち歩いて、通勤や休憩時間などに暗記する方法を主としました。模試は受けませんでしたが、ワークブックでわからないところは何度もひらいて、覚えるようにしました。また、久美出版の「精神保健福祉士国家試験 問題分析と受験対策」は、一通り問題を解いて、できなかった問題は、再度やり直しをしました。社会福祉士国家試験の際は、かなり教科書も読みましたが、それが記憶に残っていたためか、事例問題は特に支障なく解けたように感じています。
試験勉強の時間は、平日は仕事が多忙だったため、1日10分程度暗記ものを確認する程度でした。また休日は日曜日しかありませんので、1時間程度問題を解いたり、興味のある分野のテキストを読むなどして空き時間を活用しました。
試験勉強の時間は、平日は仕事が多忙だったため、1日10分程度暗記ものを確認する程度でした。また休日は日曜日しかありませんので、1時間程度問題を解いたり、興味のある分野のテキストを読むなどして空き時間を活用しました。
受験の苦労と勉強仲間
社会福祉士の試験に比べると、今回は特に困ったことはありませんでしたが、仕事をしながらの勉強だったため、勉強に時間を割くのが大変でした。また、勉強をする際には集中できるように、周囲の音が気になる時には耳栓を使うなどしておりました。
勉強仲間は、社会福祉士の通信教育時代に知り合った友人がいましたので、メールで励ましながら受験勉強に取り組みました。
勉強仲間は、社会福祉士の通信教育時代に知り合った友人がいましたので、メールで励ましながら受験勉強に取り組みました。
試験直前の対策と試験結果
試験会場の下見はしませんでしたが、試験会場にはゆとりをもって2時間前にはつきました。
試験当日は、周囲の雑音が入らないように、耳栓を持参して使用しました。集中力が高まりました。
結果は、初めてチャレンジした試験で見事合格でした。時間のないなかでも確実に知識を身につけたことがよかったと思います。
試験当日は、周囲の雑音が入らないように、耳栓を持参して使用しました。集中力が高まりました。
結果は、初めてチャレンジした試験で見事合格でした。時間のないなかでも確実に知識を身につけたことがよかったと思います。
これから受験する皆さんへ
精神保健福祉士の国家試験は、広い分野で出題されるのため、興味の幅を広げて、インターネットで検索をしたり、参考書をたくさん読む努力が必要だと思います。