プロフィール
受験の動機
精神保健福祉士に興味があるというこの気持ちが本物かどうか、3年待って確かめましたから。決意は大きかったと思います(上記プロフィール参照)。今振り返ると、中学時代に興味をもったのは、人の心の部分と同時に、まさにソーシャルワーカー的な働きをしていた教師の動きのほうにあったと気づかされます。なぜ、精神保健福祉士だったかといえば、身近にうつ病を抱えている同僚がいたことと、もう一つは「精神」がメジャーな業界ではないと思ったからです。人があまり目を向けていない、そういうところにこそ、問題の核心があるのではないか、そんなふうに思ったんです。
合格に役立ったこと
決意は大きかったのですが、受験勉強には工夫が必要でした。当時の職場は転職の意思を快く受け取ってくれましたが、仕事を完全に辞めて勉強に集中する余裕はなかったので、従来どおりの仕事を続けながら資格取得を目差すことになりました。勉強時間が十分にはとれないということです。学校は専門学校の夜学に通い、1コマ90分間の授業をどれだけ自分のものにするかが問われました。1コマ1コマの復習を仕事先の昼休みや移動時間に行いました。当時勤めていた会社は24時間体制で夜勤もあったため、毎日決まった時間に勉強するといったスケジュールは立てられず、かといってルールをつくらないと安きに流れる心配があったので、「何があっても1日2時間勉強する」と決めました。この2時間をどうつくるかということを真剣に考えると、意外と時間はとれるもので、たとえば、仕事の移動時間を無駄にせず活用する、ルーチンワークをくりかえし修正する、などでやりくりしました。睡眠時間を削っても効率が悪くなるので、遅くまで勉強するくらいなら早めに就寝し、30分早く起きて出勤前に時間をつくりました。
9月頃になると、自分の苦手なところがはっきりしていたので、それらを早めに攻略しようと考えました。苦手なところやわからないところを押し迫った時期まで残すと、自信を失うと思ったからです。後半に得意な科目をもってくれば、ペースも上がって気持ちも乗ってくるだろうと、そんな読みです。10月半ばからは、1日の勉強時間を3時間に延ばしました。教材は、後半に行くほど、知識を蓄える基本教材から一問一答形式の問題集などの割合が多くなっていきました。
夏の模擬試験で6割以上、年明け1月の模擬試験で8割以上の合格率となり、ほぼ青写真どおりでした。試験本番も、だいたいいけたかなと手応えはありました。
9月頃になると、自分の苦手なところがはっきりしていたので、それらを早めに攻略しようと考えました。苦手なところやわからないところを押し迫った時期まで残すと、自信を失うと思ったからです。後半に得意な科目をもってくれば、ペースも上がって気持ちも乗ってくるだろうと、そんな読みです。10月半ばからは、1日の勉強時間を3時間に延ばしました。教材は、後半に行くほど、知識を蓄える基本教材から一問一答形式の問題集などの割合が多くなっていきました。
夏の模擬試験で6割以上、年明け1月の模擬試験で8割以上の合格率となり、ほぼ青写真どおりでした。試験本番も、だいたいいけたかなと手応えはありました。
受験者の皆さんへ
私のように、働きながら受験される方もいらっしゃると思いますが、上手に取り組んでいけば合格は可能です。大事に考えたいのは、モチベーションの管理です。仕事をしながらだと、そちらに忙殺されたり意識をもっていかれたりして、目的意識を保ち続けるのが難しくなるかもしれません。その意味からも、試験が間近に迫ってきたら、「今できていることがしっかりできる」ようになるのが大切です。間際になって、あれができていない、これもできていないといって、それらを勉強するのは自信につながりません。みんなができるところができれば受かる、くらいの気構えがちょうどいいと思います。