Vol.33 介護保険利用のポイント(1)―介護保険サービス利用までの手続き
石山麗子(ケアマネジャー)
介護保険サービス利用までの手続き
最近、車いすや杖を使っている高齢者を目にする機会が増えてきたと思いませんか。地域によって多少の差はあるとはいえ、全国平均にすると2015(平成27)年には4人に1人が65歳以上になると予測されています。年齢が高くなるにつれ、介護が必要となるような病気や障害をもつ確率も加速していきます。
介護保険制度は、もし、あなたが将来、介護を必要とする状態になったとき、身体と経済の両面から、あなたの生活をサポートする大切な制度の一つです。いつまでも健康でいられることが理想ですが、介護が必要な状態がやってくるのかどうかは「神のみぞ知る」ことです。たとえ介護が必要な状態になったとしても、精神的には自立し、余裕を持っていつまでもアクティブに暮らしたいものです。
そこで、介護保険制度の利用方法について確認しておきましょう。
介護保険は大きく分けて2つの利用方法があります。1つは施設への入所、もう1つは、自宅に住みながら介護を受けるという方法です。今回は、いずれの利用に際しても必須となる手続きをご紹介します。
介護保険制度は、もし、あなたが将来、介護を必要とする状態になったとき、身体と経済の両面から、あなたの生活をサポートする大切な制度の一つです。いつまでも健康でいられることが理想ですが、介護が必要な状態がやってくるのかどうかは「神のみぞ知る」ことです。たとえ介護が必要な状態になったとしても、精神的には自立し、余裕を持っていつまでもアクティブに暮らしたいものです。
そこで、介護保険制度の利用方法について確認しておきましょう。
介護保険は大きく分けて2つの利用方法があります。1つは施設への入所、もう1つは、自宅に住みながら介護を受けるという方法です。今回は、いずれの利用に際しても必須となる手続きをご紹介します。
介護保険サービス利用までの流れ
申請から介護保険サービス利用までの流れは以下の通りです。
・第2号被保険者(40〜64歳)※16の特定疾病の対象者
・1号被保険者はお手持ちの介護保険者証を持参しましょう。
・2号被保険者は健康保険証を持参しましょう。
・主治医に意見書が渡され、医学的見地からの情報を記入してもらいます。
・介護認定審査会で1次判定と主治医意見書をもとに介護度を判定します(2次判定)。
・要介護1〜5の方は居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)に相談しましょう。※自治体によっては区役所が窓口のこともあります。
・施設に入所を希望する方は施設の入所受付担当者に相談しましょう。
・非該当の方は地域支援事業を利用できます。地域包括支援センターに相談しましょう。
次回は、介護保険についてのよくある質問に答えます。
(2008年7月14日)