Vol.19 リゾートマンションの選び方
秋本敬子(生活経済評論家)
リゾートマンションの魅力
また、別荘と違って敷地の落ち葉拾いや雪下ろしなどの必要もないなど、建物の維持・管理もラクで、まちなかのマンションと同様、鍵一つでセキュリティもOKなため、年をとってもおっくうがらず、外出もできます。
現に、まちなかで一戸建てに住んでいる人たちのなかには、年をとって一階から二階に、また、二階から一階に上り下りをしながら掃除をしたり、庭の手入れをしたりするのが困難になったため、住み慣れた我が家を売り、わざわざ狭いマンションに住み替える話がよく聞かれるようになったのはご存知のとおりです。
そこで、「リゾートライフは続けたい」、あるいは「これから楽しみたい」という人には、別荘よりもリゾートマンションの方が何かとベターではないか、あるいは初心者向きかもしれないと思われますが、不動産には変わりません。また、年齢的にも、多くの人にとってはこれが“人生最後の大きな買い物”になるため、てぎるだけ快適に使え、しかも少しでも資産価値のあるものを手に入れたいものです。
ハード面のチェックポイント
そこで、ハード面のチェックポイントを考えてみると、まず第一は立地で、マンションというからにはアクセスのよさ、それもダイヤがひんぱんにある公共交通機関の至便さを重視しましょう。
たとえば最寄りが新幹線の駅で、マンションから徒歩15分以内なら、まちなかのマンションと変わらない快適なリゾートライフを楽しめます。最近、熱海や軽井沢などのリゾートマンションを購入し、都心の職場に新幹線通勤しているサラリマーンが増えているのもこのような事情だからでしょう。
次に、構造が鉄筋コンクリートであることは当たり前ですが、低層でもスロープやエレべーター、手すりがあるなどユニバーサルデザインの設備のものを第一に選び、中庭や広いポーチ、ラウンジなどの外観や体裁は二の次にしましょう。中高層の場合、地震や火災、犯罪などで部屋やエレベーターに閉じ込められたりしたとき、他の方法でスムーズに避難するにはどのような方法があるかも考えましょう。
また、間取りでは、部屋がいくつかあるような細かい間仕切りのものよりも、その時々の都合によって自由に使えるオープンスペースのものを選びましょう。たとえばキッチンとリビングルームが別々に区切られているものよりも、対面式になっていて、家族やゲストと気楽にコミュニケーションが図られるようなものにするなどです。
たとえば最寄りが新幹線の駅で、マンションから徒歩15分以内なら、まちなかのマンションと変わらない快適なリゾートライフを楽しめます。最近、熱海や軽井沢などのリゾートマンションを購入し、都心の職場に新幹線通勤しているサラリマーンが増えているのもこのような事情だからでしょう。
次に、構造が鉄筋コンクリートであることは当たり前ですが、低層でもスロープやエレべーター、手すりがあるなどユニバーサルデザインの設備のものを第一に選び、中庭や広いポーチ、ラウンジなどの外観や体裁は二の次にしましょう。中高層の場合、地震や火災、犯罪などで部屋やエレベーターに閉じ込められたりしたとき、他の方法でスムーズに避難するにはどのような方法があるかも考えましょう。
また、間取りでは、部屋がいくつかあるような細かい間仕切りのものよりも、その時々の都合によって自由に使えるオープンスペースのものを選びましょう。たとえばキッチンとリビングルームが別々に区切られているものよりも、対面式になっていて、家族やゲストと気楽にコミュニケーションが図られるようなものにするなどです。
信頼性で選ぶなら管理をチェック
次のチェックポイントは、価格は他の近隣の物件と比べて適正かどうか、検討します。その際、建築士や不動産鑑定士、マンション業界などに知り合いの人がいたら意見を聞かせてもらいましょう。とりわけ、中古の場合、家具も込みで販売されており、一見すると掘り出し物と思われるものでも、所有者は、なぜ手放そうとしているのか、あるいは手放したのか、その理由を本人や周りのオーナーなどに聞いてみましょう。
また、光熱費などの共益費や管理費、駐車料金などの負担はどのようなっているのかも調べましょう。それというのも、リゾートマンションの場合、滞在しようが、しまいが、併設されているレストランや喫茶店、駐車場、温水プール、フィットネス施設のスタッフの人件費や維持費などが、オーナーの共益費や管理費にそっくり充当されているところがほとんどだからです。
このほか、管理人は常駐しているのか、それとも通勤で、週末や休日は不在なのか、さらには住み心地はもとより、買い物やマンション内の人間関係、ゴミの回収や医療・福祉などの行政サービス、地元の住民たちとのお付き合いなどについてもチェックしましょう。
いずれにしても、このようにリゾートマンションの選び方を考えてみますと、前回の別荘と同様、外観や景観、立地、間取り以上に大事なものは、やはり管理ということがおわかりになることでしょう。
また、光熱費などの共益費や管理費、駐車料金などの負担はどのようなっているのかも調べましょう。それというのも、リゾートマンションの場合、滞在しようが、しまいが、併設されているレストランや喫茶店、駐車場、温水プール、フィットネス施設のスタッフの人件費や維持費などが、オーナーの共益費や管理費にそっくり充当されているところがほとんどだからです。
このほか、管理人は常駐しているのか、それとも通勤で、週末や休日は不在なのか、さらには住み心地はもとより、買い物やマンション内の人間関係、ゴミの回収や医療・福祉などの行政サービス、地元の住民たちとのお付き合いなどについてもチェックしましょう。
いずれにしても、このようにリゾートマンションの選び方を考えてみますと、前回の別荘と同様、外観や景観、立地、間取り以上に大事なものは、やはり管理ということがおわかりになることでしょう。
(2008年1月15日)