Vol.8 「起業」というセカンドライフ
川村匡由(社会福祉学者)
まずはミッションを確認する
サラリーマンならだれでも一度は夢見る、といわれるのが起業です。それというのも、日ごろの宮仕えがいかに大変か、また、ストレスの蓄積や待遇への不満、職場の人間関係への嫌気、さらには最近のサービス残業や、経済のグローバル化に伴う成果主義という名の合理化などを考えれば無理もないからです。このほか、最近では定年退職後、コミュニティビジネスにチャレンジできれば、という団塊の世代も少なくないからでもあります。
しかし、いざ起業といってもそう簡単に実現するものではありません。確かに、新聞やテレビ、雑誌、インターネットなどではその「成功物語」が紹介されていますが、本当に脱サラに成功したのかどうかはもう少し長い目でみなければ判断は難しいでしょう。
そこで、脱サラして起業をめざすなら、まずそのミッションを確認しましょう。現在の仕事に不満だからという単純な動機だけからなのか、あるいは単なるお金儲けのためなのか、それとも自分がこれまで培ってきた人脈や技能、資格、経営手腕などのノウハウを生かし、社会貢献したいのかなどを検討します。
しかし、いざ起業といってもそう簡単に実現するものではありません。確かに、新聞やテレビ、雑誌、インターネットなどではその「成功物語」が紹介されていますが、本当に脱サラに成功したのかどうかはもう少し長い目でみなければ判断は難しいでしょう。
そこで、脱サラして起業をめざすなら、まずそのミッションを確認しましょう。現在の仕事に不満だからという単純な動機だけからなのか、あるいは単なるお金儲けのためなのか、それとも自分がこれまで培ってきた人脈や技能、資格、経営手腕などのノウハウを生かし、社会貢献したいのかなどを検討します。
具体的な戦略はこう立てる
いずれにせよ、自分なりのミッションが確認でき、かつ第三者に対して理解してもらえるようであれば、次にその戦略を立てましょう。
また、事業の規模では当初は地道に、自分や家族、あるいはミッションを同じくする友人や知人などと少人数で始め、人件費を極力抑えることが大切です。そして、軌道に乗ったら正規のスタッフを採用します。
次に、開業の場所ですが、事業の種類によって異なるため、一概にいえませんが、最初のうちは自宅の一室や離れ、あるいは仲間の友人や知人の自宅、もしくは家賃の安いアパートにします。また、閉店に追い込まれている商店の一角に構え、家賃の高い都心のマンションやビルでの開業はもう少し先になってからにします。
ポイントは関係者の理解と協力
最後に、このような起業のための戦略を立てたら、利用者の確保のため、事業の広報と宣伝に力を入れます。
たとえば定期的にミニコミ誌やチラシを作成し、新聞の折り込み広告にはさんでもらったり、不特定多数の住民が出入りする図書館や公民館、集会所、病院、福祉施設、学校、あるいは団地や住宅街の郵便ポストに投げ込んだりします。また、新聞やテレビ、市民ラジオ、地域のミニコミ誌、フリーぺーパーに取材をお願いしたり、電話帳に掲載してもらったり、役所や社会福祉協議会、町内会、自治会、商店街のニュースなどの情報コーナーで紹介してもらったりするよう、折衝します。
なお、上述した事業の場所や開業資金、あるいはNPOの法人格の所得について、自治体がさまざまな形で支援しているところもあるため、そのような地域にあってはぜひ自治体に照会したいものです。
いずれにしても、起業にあたっては家族や友人、知人、取引先など関係者の理解と協力を得られるのかどうかも重要なポイントになるため、このような関係者に事前に十分相談したうえ、計画的に進めることが大切です。
たとえば定期的にミニコミ誌やチラシを作成し、新聞の折り込み広告にはさんでもらったり、不特定多数の住民が出入りする図書館や公民館、集会所、病院、福祉施設、学校、あるいは団地や住宅街の郵便ポストに投げ込んだりします。また、新聞やテレビ、市民ラジオ、地域のミニコミ誌、フリーぺーパーに取材をお願いしたり、電話帳に掲載してもらったり、役所や社会福祉協議会、町内会、自治会、商店街のニュースなどの情報コーナーで紹介してもらったりするよう、折衝します。
なお、上述した事業の場所や開業資金、あるいはNPOの法人格の所得について、自治体がさまざまな形で支援しているところもあるため、そのような地域にあってはぜひ自治体に照会したいものです。
いずれにしても、起業にあたっては家族や友人、知人、取引先など関係者の理解と協力を得られるのかどうかも重要なポイントになるため、このような関係者に事前に十分相談したうえ、計画的に進めることが大切です。
(2007年7月23日)