Vol.7 衣食住から考えるエコライフ
秋本敬子(生活経済評論家)
エコライフとは
最近、私たちの日ごろの生活のなかで禁煙や省エネ、バリアフリーなどとともに話題となっているのがエコライフです。これは地球温暖化や環境悪化に配慮するため、不要なものは買わず、また、長く使えるものを選び、包装は避けたり、使用済みのものはリサイクルして再生し、ゴミを少しでも減らしたりしようという新しいライフスタイルの提案で、新聞やテレビ、雑誌、インターネットで各地のさまざまな活動が紹介されています。
そこで、今回は「生活三要素」といわれる衣食住を中心に、この「エコライフ」について考えてみましょう。
「衣」服では
まず「衣」、すなわち、衣服についてですが、これは、不要になったり、着用して間もないジャケットやスカート、セーター、シャツなどを自治体や地域の婦人会、学校、施設、NPO法人などが主催するフリーマーケットに出したり、リサイクルショップに引き取ってもらったりして必要な人たちに利用してもらい、売上金を寄付したり、自分もその会場に出かけて他の衣類を買ったりしてリサイクルに協力するものです。
「食」ではこうしよう
次に「食」ですが、これは、たとえばJA農協や近郊の農家の人たちが無農薬や低農薬、有機農法によって育てた農産物を無人スタンドや朝市などで即売しているものを買うようにしましょう。私もそのうちの一人ですが、そうすることによっていつしか売り手と買い手、あるいは買い手同士が顔なじみとなればご近所付き合いも始まり、いざというとき、何かと心強くなるはずです。
また、地元の小・中学校や高校のなかには「総合的な学習」の一環として校内などで栽培し、収穫した農作物を商店街の協力を得て地域の住民たちに格安で即売しているところがあれば、ぜひ売り上げに協力したいものです。しかも、このような商店街では、このほかにもさまざまな農産物や天然素材の化粧品、手づくりのパンやケーキ、そばなどを売り物にしているところも少なくありません。
なかにはマイバッグや容器を持っていくとポイントが与えられ、いずれ何点かまとまると、買い物のとき、その分が割り引かれるスタンプを押してくれるなど、「エコマネー(地域通貨)」の制度を設けているところもあるので、ぜひ利用しましょう。
なお、このようなマイバッグはふだんの暮らしのなかだけでなく、行楽地にもぜひ持参し、自然保護に努めたいものです。ちなみに山歩きでは、携帯トイレを持参するよう呼びかけるほど、エコライフへの関心が高まっています。
また、地元の小・中学校や高校のなかには「総合的な学習」の一環として校内などで栽培し、収穫した農作物を商店街の協力を得て地域の住民たちに格安で即売しているところがあれば、ぜひ売り上げに協力したいものです。しかも、このような商店街では、このほかにもさまざまな農産物や天然素材の化粧品、手づくりのパンやケーキ、そばなどを売り物にしているところも少なくありません。
なかにはマイバッグや容器を持っていくとポイントが与えられ、いずれ何点かまとまると、買い物のとき、その分が割り引かれるスタンプを押してくれるなど、「エコマネー(地域通貨)」の制度を設けているところもあるので、ぜひ利用しましょう。
なお、このようなマイバッグはふだんの暮らしのなかだけでなく、行楽地にもぜひ持参し、自然保護に努めたいものです。ちなみに山歩きでは、携帯トイレを持参するよう呼びかけるほど、エコライフへの関心が高まっています。
「住」などの場合はこうして
最後に、「住」では太陽光発電のキッドを取り付け、自家発電に挑戦したり、ソーラーシステムを導入して外気を室内に循環させ、夏は涼しく、冬は暖気を各部屋にとどめて快適な生活を送ったり、テレビやラジオ、CDをこまめに切ったり、また、入浴は風呂が沸いたら順に入り、残り湯は洗濯物の水に利用したりしてムリ・ムダ・ムラを少しでも省くように心がけましょう。
また、生活するうえで欠かせないのが移動手段ですが、二酸化炭素を排出する車はできるだけ避け、健康づくりも兼ねて歩いたり、自転車を利用したりしましょう。遠方の場合は電車やバスなどの公共交通機関を利用しますが、車がないと不便なときでもなるべく複数でタクシーに分乗して移動しましょう。
なお、マイカーは、ガソリンと電気を賢く使い分けるハイブリッドや排ガスをクリーンにした、ヨーロッパでは常識とされるディーゼル車に乗り換えるか、最近、お目見えして話題となっている、サトウキビやトウモロコシを原料としたバイオエタノール入りのガソリンを給油し、少しでも環境にやさしい運転をしたいものです。
また、生活するうえで欠かせないのが移動手段ですが、二酸化炭素を排出する車はできるだけ避け、健康づくりも兼ねて歩いたり、自転車を利用したりしましょう。遠方の場合は電車やバスなどの公共交通機関を利用しますが、車がないと不便なときでもなるべく複数でタクシーに分乗して移動しましょう。
なお、マイカーは、ガソリンと電気を賢く使い分けるハイブリッドや排ガスをクリーンにした、ヨーロッパでは常識とされるディーゼル車に乗り換えるか、最近、お目見えして話題となっている、サトウキビやトウモロコシを原料としたバイオエタノール入りのガソリンを給油し、少しでも環境にやさしい運転をしたいものです。
(2007年7月9日)