第50回 山とお花畑(下)
手軽な黒姫高原や池の平湿原
さて、みなさんにおすすめのコースをご紹介しましょう。
一つは、だれでも気軽に行けるのは新潟県の黒姫高原で、コスモスのお花畑が売り物です。広さは3.5ヘクタールで、スキー場のゲレンデに約80種、100万本という世界のコスモスが8月上旬から10月上旬まで咲き誇っており、毎年、東京や名古屋方面から観光バスのツアーが繰り出しています。
黒姫山(標高2053メートル)の登山も兼ねて訪れるのもおすすめです。数年前、黒姫山の登山の帰りに立ち寄りましたが、その景色は「すばらしい!」の一言に尽きます。
もう一つは、長野県の池の平湿原です。群馬県境に近く、アザミやヤナギラン、ワタスゲ、リンドウ、マツムシソウなど、春から秋にかけ、その季節ごとに可憐な花々が咲き競い、さながら“ミニ尾瀬”の景観です。
ここから15分ほど登った三方ヶ峰からは浅間山(2568メートル)の展望も楽しめるため、毎年のように出かけています。来年あたり、プランに加えてみてはいかがでしょうか。
一つは、だれでも気軽に行けるのは新潟県の黒姫高原で、コスモスのお花畑が売り物です。広さは3.5ヘクタールで、スキー場のゲレンデに約80種、100万本という世界のコスモスが8月上旬から10月上旬まで咲き誇っており、毎年、東京や名古屋方面から観光バスのツアーが繰り出しています。
黒姫山(標高2053メートル)の登山も兼ねて訪れるのもおすすめです。数年前、黒姫山の登山の帰りに立ち寄りましたが、その景色は「すばらしい!」の一言に尽きます。
もう一つは、長野県の池の平湿原です。群馬県境に近く、アザミやヤナギラン、ワタスゲ、リンドウ、マツムシソウなど、春から秋にかけ、その季節ごとに可憐な花々が咲き競い、さながら“ミニ尾瀬”の景観です。
ここから15分ほど登った三方ヶ峰からは浅間山(2568メートル)の展望も楽しめるため、毎年のように出かけています。来年あたり、プランに加えてみてはいかがでしょうか。
健脚な人なら木曽駒ケ岳や白馬岳
健脚なコースでは、一つ目は長野県の木曽駒ヶ岳(2956メートル)です。中央アルプスの盟主ですが、麓の駒ヶ根市からロープウエーで肩まで行くことができます。ロープウエーを降りれば、目の前には、氷河時代の名残といわれる千畳敷(せんじょうじき)カールが広がっており、ショウジョウバカマやハハコヨモギ、ヒメウスユキソウなどの高山植物が風に揺れています。
ただし、高山であるため、トレッキングシューズか、登山靴で出かけましょう。
同じ長野県の白馬岳(2932メートル)もおすすめです。こちらは猿倉から白馬尻、白馬大雪渓を経て登頂するコースが一般的で、雪渓を背景にしたお花畑はわが国有数のものです。品種もさまざまで、高山植物の女王のコマクサやチシマギキョウ、ハクサンイチゲなど色とりどりです。
ただし、日本三大雪渓の一つであるこの雪渓は、時折、落石や土砂崩れによって死傷者が出ているため、経験豊富なガイドが必要です。
この木曽駒ヶ岳や白馬岳に登ったのは数十年前になりますが、お花畑によって、疲れた身体が癒されたことを今でもはっきりと憶えています。
次回は「山とバリアフリー」についてお話ししましょう。
ただし、高山であるため、トレッキングシューズか、登山靴で出かけましょう。
同じ長野県の白馬岳(2932メートル)もおすすめです。こちらは猿倉から白馬尻、白馬大雪渓を経て登頂するコースが一般的で、雪渓を背景にしたお花畑はわが国有数のものです。品種もさまざまで、高山植物の女王のコマクサやチシマギキョウ、ハクサンイチゲなど色とりどりです。
ただし、日本三大雪渓の一つであるこの雪渓は、時折、落石や土砂崩れによって死傷者が出ているため、経験豊富なガイドが必要です。
この木曽駒ヶ岳や白馬岳に登ったのは数十年前になりますが、お花畑によって、疲れた身体が癒されたことを今でもはっきりと憶えています。
次回は「山とバリアフリー」についてお話ししましょう。