第31回 海外トレッキング(上)
トレッキングとは
山を歩いて楽しむ方法について、私なりに類型化すると、(1)散歩、(2)ウォーキング、(3)ピクニック、(4)山歩きの四つに分けられます。さらに、山歩きはハイキング、トレッキング、登山に区別できるのではないかと考えています。
そこで、今回は、そのうちの一つ、「トレッキング」についてお話しましょう。
トレッキングとは、ハイキングのようにただ山を歩くのではなく、かといって、登山のように特定の山の頂上を極めるのでもなく、あくまでもその眺めや山中の動植物との出会いなどを楽しむものです。
もともとはイギリスやスイス、カナダなどで普及しているアウトドアのスポーツで、山の頂上を極めるのは大変だから、(それはあきらめて)麓や峠、中腹まで登って自然に触れようと、渓流に沿って歩いたり、雪原を歩いたり、峠をめざしたりして楽しむもので、コースもさまざまです。この点では、目的によってはハイキングと重なる部分もあります。
わが国でも、近年、自然や健康、エコロジーに関心が持たれるようになるにつれ、中高年を中心に急激に流行(はや)るようになりました。その意味で、トレッキングは“軽登山”といってもいいでしょう。
そこで、今回は、そのうちの一つ、「トレッキング」についてお話しましょう。
トレッキングとは、ハイキングのようにただ山を歩くのではなく、かといって、登山のように特定の山の頂上を極めるのでもなく、あくまでもその眺めや山中の動植物との出会いなどを楽しむものです。
もともとはイギリスやスイス、カナダなどで普及しているアウトドアのスポーツで、山の頂上を極めるのは大変だから、(それはあきらめて)麓や峠、中腹まで登って自然に触れようと、渓流に沿って歩いたり、雪原を歩いたり、峠をめざしたりして楽しむもので、コースもさまざまです。この点では、目的によってはハイキングと重なる部分もあります。
わが国でも、近年、自然や健康、エコロジーに関心が持たれるようになるにつれ、中高年を中心に急激に流行(はや)るようになりました。その意味で、トレッキングは“軽登山”といってもいいでしょう。
トレッキングの服装とグッズ
山歩きの服装やグッズについては第3回の「山歩きと服装」、および第4回の「山のグッズ」でお話したので、ここでは詳しくは説明しませんが、トレッキングはあくまでも“軽登山”ですので、海外であろうと、国内であろうと、本格的な登山に比べてそれほど大がかりな準備は必要ありません。
まず、靴はトレッキングシューズで十分でしょう。もっとも、足首はしっかりと固定されて、石や砂などが入らないようなハイカットのものがベストです。
ザックはデイパックなどでOKです。服装は、長袖のシャツに、膝が曲がりやすいスウェットのパンツやトレッキングパンツなどで結構ですが、いずれも雨にぬれてもすぐに乾くものにしましょう。
また、念のため、折りたたみ傘やふだん、まちなかで使っている雨ガッパか、頭からスッポリとかぶる登山用のポンチョ、風よけのヤッケを携行し、急な悪天候に備えましょう。
着替えの靴下や下着は絶対に必要で、雨で濡れたりしたらすぐに着替え、体温を奪われて消耗したり、風邪を引いたりしないようにします。
そして、地形図やコンパス、懐中電灯、ヘッドランプ、携帯電話、タオル、風邪薬や虫刺され用の塗り薬、包帯、ガーゼ、新聞紙、携帯ラジオ、クマよけの鈴、また、非常用のチョコレートや飴玉、水筒なども持参すれば大丈夫でしょう。
まず、靴はトレッキングシューズで十分でしょう。もっとも、足首はしっかりと固定されて、石や砂などが入らないようなハイカットのものがベストです。
ザックはデイパックなどでOKです。服装は、長袖のシャツに、膝が曲がりやすいスウェットのパンツやトレッキングパンツなどで結構ですが、いずれも雨にぬれてもすぐに乾くものにしましょう。
また、念のため、折りたたみ傘やふだん、まちなかで使っている雨ガッパか、頭からスッポリとかぶる登山用のポンチョ、風よけのヤッケを携行し、急な悪天候に備えましょう。
着替えの靴下や下着は絶対に必要で、雨で濡れたりしたらすぐに着替え、体温を奪われて消耗したり、風邪を引いたりしないようにします。
そして、地形図やコンパス、懐中電灯、ヘッドランプ、携帯電話、タオル、風邪薬や虫刺され用の塗り薬、包帯、ガーゼ、新聞紙、携帯ラジオ、クマよけの鈴、また、非常用のチョコレートや飴玉、水筒なども持参すれば大丈夫でしょう。