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第16回　腕を後ろに引く

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「歩くこと」と「行進」は違う

　皆さん、学校ではこんなふうに習いませんでしたか？

　「右足と、左手を前に出す」

　これは、間違いです。手を大きく振っているから体全体を使っている気分になりますが、実は体の後ろ側は全然使っていない。
　私たちが普段やっているのは「行進」ではなくて「歩く」ですよね。
　日本の学校では「行進」を教えるから、日本人の歩き方はアンバランスなのかな？と僕は思っています。

　なので、右足が前に出たら、右手を「引く」。
　腕を引くことを心がけてみてください。そうするとバランスがいいですよ。

肘の位置がポイント

　おなかより肘は前に出さないのがポイントです。
　肘の動きは、

　ここから

　ここまで

　これは出過ぎですね。

　このエクササイズで練習してみてください。

１．壁や椅子の背に左手を添えて、右足を前に、右手を後ろに

２．右足を後ろに、右手を前に

　あまり意識しすぎると右手と右足の動きが一緒になってしまいます（笑）。
　ほどほどでいいので、１と２を何回か繰り返してみてください。自然とリズムが掴めるようになってきます。片方ずつ練習しますが、普段はカバン持っていると思えば、なんとなくイメージしやすいですよね。

◆デュークズコラム◆腕のきれいな見せ方

　腕をきれいに見せるには、まだポイントがあります。
　これも簡単なので、ぜひ取り入れてみてください。

　後ろ（小指側）に少し折ってください。

　前から見るとこうです。

　これだけで、腕が長く見えますよ。

　手首が前に曲がるのはNGです。

　手の甲が見えているのもNGです。

　腕は後ろに引く、手首は小指側に曲げる、これだけでエレガントな女性になれます。

デューク更家
(でゅーくさらいえ)

ウォーキングドクター。「最期まで自分の足で生きる人生のよろこび」を提唱。
ファッションショーの演出・プロデュース、ウォーキング指導を手がけた後、一般人向けにウォーキングレッスンを始める。
気功や運動生理学、武道、ヨガ、バレエ、呼吸法などの要素を取り入れた簡単でユニークな独自のウォーキング理論は、美と健康に即効性があるとして、幅広く支持されている。
現在は、公認ウォーキングスタイリストの育成にも力を注いでいる。
著書は『１メートルウォーキングダイエット』（講談社）、『ウォーキング考』(角川SSコミュニケーションズ)をはじめ多数。ビデオ、DVDの売り上げもベストセラーランキング入り。

「DUKESWALK　デューク更家のウォーキングエクササイズ」

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