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第３回　上半身の動きを作る　

肩甲骨エクササイズ

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肩甲骨ビシビシ！

　上半身のポイントになる場所が肩甲骨です。
　きれいに歩くためには「腕を後ろに引くこと」が大切ですが、腕を引くためには、肩甲骨をちゃんと動かさないといけません。
　今回は、この肩甲骨を柔らかくするエクササイズを紹介します。
　これを繰り返していくと、肩甲骨が大きく動くようになっていきます。

（１）指先を肩に当てます。

（２）肘からレーザビームを出すようなつもりで前に向けます。

（３）次に、真上に。

（４）そして、真横に。

（５）最後に真下に。

　（１）～（４）を少しずつスピードを上げながら数回行います。上半身の血流が良くなってポカポカしてきます。　まっすぐ前に上げるときは、皆さん上手にできるのですが、肘を真上に上げるときに、肘が開いていってしまう方が多いんです。

〈ポイントは２つです〉
１．肘と肘の間の幅が変わらないように真上にグッと上げること。
２．呼吸をしっかりするために「ビシッ！　ビシッ！　ビシッ！　ビシッ！」と声を出しながらやること。

◆デュークズコラム◆オンオフの切り替えにも腕回し

　腕は、後ろに向かって回すと体のエネルギーが上がっていきます。なので、朝起きたときに腕を後ろに回すと、さわやかに１日を過ごすことができます。
　逆に、腕を前に回すと、筋肉と神経がゆるみ、少しリラックスできます。今日はもう休もう、ゆっくりしようというときには、腕を前に回してからお風呂に入ると、非常にリラックスできますよ。　　　
　オンとオフを切り替えるときにもぜひ、腕回しを使ってみてください。

デューク更家
(でゅーくさらいえ)

ウォーキングドクター。「最期まで自分の足で生きる人生のよろこび」を提唱。
ファッションショーの演出・プロデュース、ウォーキング指導を手がけた後、一般人向けにウォーキングレッスンを始める。
気功や運動生理学、武道、ヨガ、バレエ、呼吸法などの要素を取り入れた簡単でユニークな独自のウォーキング理論は、美と健康に即効性があるとして、幅広く支持されている。
現在は、公認ウォーキングスタイリストの育成にも力を注いでいる。
著書は『１メートルウォーキングダイエット』（講談社）、『ウォーキング考』(角川SSコミュニケーションズ)をはじめ多数。ビデオ、DVDの売り上げもベストセラーランキング入り。

「DUKESWALK　デューク更家のウォーキングエクササイズ」

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2012年９月、新刊『デューク更家のぴんしゃんウォーキング』を発行。