第10回 薬をいつ飲めばいいの?(くすりを服用する時間)
医療機関で薬をもらうと、「食後すぐに、飲んで下さいね!」「食事の30分位前に飲んで下さいね!」「歯が痛くなったら、飲んで下さいね!」など、医者さんや薬剤師さんが、お薬情報という薬の写真付の紙を見せながら、薬を飲む時間や飲み方、副作用などの注意点について説明してくれます。
3回目で、薬と食事の関係についてお話させて頂きましたが、薬の服用時間は食事を中心に組み立てられています。
その理由として、
1. 薬は食事の影響を受けやすい
2. 服用時間を食事の時間に合わせてあると飲み忘れを防げる
3. 体の中に薬が均等に入っている
4. 食事をしなくても時間になると薬を飲むのを思いだす
などが上げあられます。
薬が効果を示すには、薬が血液中に一定の量保たれていなければなりません。薬が効果を示す血液中の濃度を「治療域」といいます。つまり、血液中に溶けている薬の量がいつも「治療域」にあることが重要なのです。
下の図は、時間経過と血液中に溶けている薬の量を示しています。縦軸の1〜8が「治療域」で、8がもっとも効果の高い値です。1日3回、1日2回などの、どの服用方法でも、常に薬が1〜8の治療域の中に入っているように設計されています。
頭が痛いとき、薬を飲んで30分位すると、頭痛が取れてきます。薬が体の中に吸収されて、薬が血液中に1以上存在し、薬が治療域に入ったので、効果が出てきたのです。
3回目で、薬と食事の関係についてお話させて頂きましたが、薬の服用時間は食事を中心に組み立てられています。
その理由として、
1. 薬は食事の影響を受けやすい
2. 服用時間を食事の時間に合わせてあると飲み忘れを防げる
3. 体の中に薬が均等に入っている
4. 食事をしなくても時間になると薬を飲むのを思いだす
などが上げあられます。
薬が効果を示すには、薬が血液中に一定の量保たれていなければなりません。薬が効果を示す血液中の濃度を「治療域」といいます。つまり、血液中に溶けている薬の量がいつも「治療域」にあることが重要なのです。
下の図は、時間経過と血液中に溶けている薬の量を示しています。縦軸の1〜8が「治療域」で、8がもっとも効果の高い値です。1日3回、1日2回などの、どの服用方法でも、常に薬が1〜8の治療域の中に入っているように設計されています。
頭が痛いとき、薬を飲んで30分位すると、頭痛が取れてきます。薬が体の中に吸収されて、薬が血液中に1以上存在し、薬が治療域に入ったので、効果が出てきたのです。
服用時間の基本的考え方
薬を口から飲む内服薬では、次のように薬の特徴によって、服用時間が決められています。
食 前:食事の約30分前に飲みます。
胃のなかが空っぽだと、薬が吸収されやすくなり(漢方薬)
食事時間に薬の効果がピークになるように薬を飲みます(糖尿病薬・食欲増進薬・吐き気止めなど)。
食直前:「いただきます」と、箸をあげる直前に飲みます。
糖尿病の薬で、食事に含まれる糖の吸収を遅らせる薬があり、食事の直前に服用すると効果が発揮されます(グルコバイ・ベイスンなどの糖尿病薬)。
食 後:食事をしてから約30分後に飲みます。
食物が胃に入っているので、胃への刺激が少なくてすみます(鎮痛薬、胃薬、風邪薬)。
食直後:「ごちそうさま」と、箸を置いた直後に飲みます。
胃腸障害を特に起こしやすい薬、胃への刺激が少なくてすみます(鎮痛薬、高脂血症治療薬)。
食 間:食物の影響を受けないため、食事と食事の間、食事をしてから約2時間後に飲みます(漢方薬、胃粘膜保護剤)。
寝る前:就寝する約30分前に飲みます。
効果の現れる時間(睡眠薬は15〜30分後、便秘薬は6〜8時間後)を予測して服薬します。
頓 服:痛みや発作など症状がつらいときに適宜飲みます。
時間ごと:体のなかに入っている薬の量を一定にするため、食事に関係なく一定の時間ごとに飲みます。
薬は決められた時間に時間に飲むことが大切です。
食 前:食事の約30分前に飲みます。
胃のなかが空っぽだと、薬が吸収されやすくなり(漢方薬)
食事時間に薬の効果がピークになるように薬を飲みます(糖尿病薬・食欲増進薬・吐き気止めなど)。
食直前:「いただきます」と、箸をあげる直前に飲みます。
糖尿病の薬で、食事に含まれる糖の吸収を遅らせる薬があり、食事の直前に服用すると効果が発揮されます(グルコバイ・ベイスンなどの糖尿病薬)。
食 後:食事をしてから約30分後に飲みます。
食物が胃に入っているので、胃への刺激が少なくてすみます(鎮痛薬、胃薬、風邪薬)。
食直後:「ごちそうさま」と、箸を置いた直後に飲みます。
胃腸障害を特に起こしやすい薬、胃への刺激が少なくてすみます(鎮痛薬、高脂血症治療薬)。
食 間:食物の影響を受けないため、食事と食事の間、食事をしてから約2時間後に飲みます(漢方薬、胃粘膜保護剤)。
寝る前:就寝する約30分前に飲みます。
効果の現れる時間(睡眠薬は15〜30分後、便秘薬は6〜8時間後)を予測して服薬します。
頓 服:痛みや発作など症状がつらいときに適宜飲みます。
時間ごと:体のなかに入っている薬の量を一定にするため、食事に関係なく一定の時間ごとに飲みます。
薬は決められた時間に時間に飲むことが大切です。
このような飲み方を、食間と思っている高齢者がいらっしゃいます。
この頃は、食後2時間と説明しています。