第4回 のみ薬も貼り薬も同じくすり? (くすりの吸収方法)
腰痛等で、病院に行くと、「腰の痛い部分には湿布薬を貼って、痛みが止まらない時には痛み止めののみ薬を、あまりに痛みがひどい時には、少し時間をあけて坐薬を使って下さい」と医師から説明がありました。どれも腰の痛みをとるための薬のようですが、どのように違うのでしょうか?
薬のかたちと吸収方法
前回の「節子の部屋」で薬の一生についてお話しました。
どんなによい薬であっても、それを眺めているだけでは効果をあらわしません。薬は、人の体の中に取り込まれて(吸収されて)初めて効果をあらわすのです。
薬のかたちのことを「剤形」といい、剤形によってからだへの吸収方法が異なります。したがって、薬の効果があらわれるまでの時間に違いが生じることになります。また、副作用といって、求めている効果以外の有害な作用の出方も違ってきます。剤形には、顆粒剤・丸剤・経皮吸収型製剤・坐剤・注射剤・シロップ剤などがあります。
なお、薬の公定書である日本薬局方には28種類の剤形が収載されています。現在は製剤方法が進んでいますので、実際にはもっと吸収しやすい多くの剤形が開発されています。
どんなによい薬であっても、それを眺めているだけでは効果をあらわしません。薬は、人の体の中に取り込まれて(吸収されて)初めて効果をあらわすのです。
薬のかたちのことを「剤形」といい、剤形によってからだへの吸収方法が異なります。したがって、薬の効果があらわれるまでの時間に違いが生じることになります。また、副作用といって、求めている効果以外の有害な作用の出方も違ってきます。剤形には、顆粒剤・丸剤・経皮吸収型製剤・坐剤・注射剤・シロップ剤などがあります。
なお、薬の公定書である日本薬局方には28種類の剤形が収載されています。現在は製剤方法が進んでいますので、実際にはもっと吸収しやすい多くの剤形が開発されています。
剤形の種類とその特徴
経皮吸収型製剤(貼り薬)は、皮膚を通して直接痛みの元に薬を送りますので、作用が早く、部分的に使うので、副作用も少ないのが特徴です。
顆粒剤・丸剤などといったのみ薬は消化管を通して吸収されるので、効果があらわれるまで時間がかかり、また全身的な副作用が出現する可能性もあります。
坐剤(坐薬)は、腸管から直接吸収されますので、作用も早く・強くあらわれますが、副作用が強く出る場合もあります。
例えば、喘息の薬である、気管支拡張薬には、のみ薬・貼り薬・吸入薬・注射薬などがありますし、強い痛みを止める麻薬には、のみ薬・貼り薬・坐薬・注射薬などがあります。
それぞれ吸収方法の特徴を知って薬を使うと、より安全により効果的に使うことができます。
顆粒剤・丸剤などといったのみ薬は消化管を通して吸収されるので、効果があらわれるまで時間がかかり、また全身的な副作用が出現する可能性もあります。
坐剤(坐薬)は、腸管から直接吸収されますので、作用も早く・強くあらわれますが、副作用が強く出る場合もあります。
例えば、喘息の薬である、気管支拡張薬には、のみ薬・貼り薬・吸入薬・注射薬などがありますし、強い痛みを止める麻薬には、のみ薬・貼り薬・坐薬・注射薬などがあります。
それぞれ吸収方法の特徴を知って薬を使うと、より安全により効果的に使うことができます。