第14回 検証 サラリーマンの退職後(上)
高齢社会とは、地域社会での生活者が増えることを意味します。その中でも、特に、男性、男たちが地域生活者となることについて、「いよいよ団塊の世代が退職」など、その人口の多さに地域社会から注目されています。
そんな中、「経験豊富な団塊の世代の社会参加を望む」とは良く聞かれる言葉ですが、いったいどのような意味を持っているのでしょうか。
企業の定年は、「高齢者の雇用継続を」という政府の方針にも関わらず、実際は60歳です。定年が過ぎても働くことができる雇用延長制度はあるものの、その多くは、雇用支援であり、再雇用のようです。ですからその条件もそれまでよりはダウンし、極端なのは「賃金が半分になる」というところまであるようです。
従って、そのまま企業に残り働くという人達が少なくなり、失業給付、雇用保険を受給し、その後はぶらぶらという人達が多くなってきているといわれています。その人達を何とか社会参加させ、市民活動や社会貢献活動にと働きかけ、地域の活性化に結びつけたいというのが、どこの市区町村、行政でも考えていることです。
そんな中、「経験豊富な団塊の世代の社会参加を望む」とは良く聞かれる言葉ですが、いったいどのような意味を持っているのでしょうか。
企業の定年は、「高齢者の雇用継続を」という政府の方針にも関わらず、実際は60歳です。定年が過ぎても働くことができる雇用延長制度はあるものの、その多くは、雇用支援であり、再雇用のようです。ですからその条件もそれまでよりはダウンし、極端なのは「賃金が半分になる」というところまであるようです。
従って、そのまま企業に残り働くという人達が少なくなり、失業給付、雇用保険を受給し、その後はぶらぶらという人達が多くなってきているといわれています。その人達を何とか社会参加させ、市民活動や社会貢献活動にと働きかけ、地域の活性化に結びつけたいというのが、どこの市区町村、行政でも考えていることです。
社会参加に興味はあるが…
社会参加についての、どこのアンケートを見ても「機会があれば社会活動に参加したい」と答えている人は65%にも達していますが、現実は、「どうして参加しないのか」と問えば、「余計なおせっかいです、自分で決めます」派が多数です。
機会があれば参加したいとは、「そういうふうに思っている」ということなのであって、積極的に参加を表明しているのではないのです。
確かに、頭では「何かしないと呆けてしまう」とか、「いつまでもぶらぶらしている訳にはいかないだろうな」と考えているが、実際は、なかなか踏み出せないようです。
次回は、その理由について、特に「男性、男」に焦点をおいて、具体的に検証してみましょう。(つづく)
(2008年8月1日)
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