第13回 自己実現と社会事業に取り組む高齢者(下)
6つの分野で社会貢献
説明会終了後、2週間後に開かれた2回目の会合で、IT関係の事業、自然環境系の事業、リフォームや家事支援事業、もの作り事業、レクリエーション事業、福祉関係事業の6分野の事業に取り組むことに決定しました。会員それぞれの分野ごとにグループを作り、責任者を決め、事業内容について検討することになりました。
また、この事業に関する議論の中で、参加メンバーについて、次のような傾向があることが話し合われました。
(1)企業の退職者は地域の情報をほとんどつかんでない
(2)仕事での経験は偏っている場合がある(得意分野はあるがそのほかは弱いなど)
(3)企業(会社)での働き方と、地域での(NPO)事業とでは働き方が違う
(4)社会貢献、社会参加など、意識の面においても、参加者の思いに少しずつ違いがあることを念頭に置いた運営が必要である
ということです。
また、この事業に関する議論の中で、参加メンバーについて、次のような傾向があることが話し合われました。
(1)企業の退職者は地域の情報をほとんどつかんでない
(2)仕事での経験は偏っている場合がある(得意分野はあるがそのほかは弱いなど)
(3)企業(会社)での働き方と、地域での(NPO)事業とでは働き方が違う
(4)社会貢献、社会参加など、意識の面においても、参加者の思いに少しずつ違いがあることを念頭に置いた運営が必要である
ということです。
名前は“横浜シニアクラブ”
こうして、出発した「横浜シニアクラブ」は、3年がたった現在、メンバーは93名となり、それぞれの分野の事業は、創意工夫しつつ市民事業として活動しています。
環境系のグループは里山の整備を事業化し、市との事業契約や個人の依頼もあり、これまでボランティアで活動していた人達が市民参加の事業として取り組んでいます。
これからは地域で生活する人達がますます多くなる時代。市民の社会参加により、市民事業も今後拡大していくことが考えられます。
市民が作る「安心して生活できる地域社会」のもう一つの課題である、“生きがいと参加”がこのように実現すれば、自己実現と社会貢献という大きな課題が解決することになります。
高齢社会を、より豊かなものにすることが出来るNPO・市民活動の良い事例として皆さんも考えてみてはいかがでしょうか。
(2008年7月25日)
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