第17回 聴導犬ユーザーから学んだこと(1)……「見えない障がい???」
先週末は4月の気温かと思ったら、今度は急に大寒波。身体がついていけませんね……。
皆さん、手洗いうがいで元気に乗り切りましょう! 春はそこまで来ています!
皆さん、手洗いうがいで元気に乗り切りましょう! 春はそこまで来ています!
聴導犬ブランカ(MIX)です♪
私はこのお仕事を始めたことで、聴覚障がいのある方とお話をする機会が増えました。それまでは、私の周囲では高齢により耳が聞こえにくくなった祖母くらいで、聴覚障がいの知人はいませんでした。ですので、当然のことながら「聴覚障がい」に関しては素人。まったく勉強不足でしたので、「手話ができないとお話できない」とばかり思っていましたが、実際にはそうではありませんでした。聴覚に障がいのある方のうち、「手話を使用する人」は、15.4%だそうです。
聴覚障害者のうち手話を使用する者は15.4%で、重度の聴覚障害者でも23.0%に止まっており、手話通訳だけでなく筆談や要約筆記等の文字による情報提供が不可欠な者も多い。 |
※平成17年版 障害者白書の概要より引用 |
http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h17hakusho/gaiyou/sy05-01.html |
ですので、ご安心ください。
手話ができなくても、お手伝いできることはたくさんあります!
まずは【口話(こうわ)】。
口の形で言葉を読み取りますので、相手の正面に立って、ゆっくりとハッキリと話します。ジェスチャーなどをプラスすると、より伝わりやすくなります♪
ただ、口の形は同じでも、音が異なった言葉(例えば、タマゴとタバコ、おにいさんとおじいさん)もありますので、相手に伝わっているかをきちんと確認しながら、必要であれば、手のひらに文字をなぞって書いて見せるなどの工夫を行います。
次に【筆談】。
メモに書いてやりとりをします。紙がないときは、手のひらや空間に書くことでも伝えることができます。文章が苦手な人もいるので、できるだけ簡単な短文で、また専門用語も避け、相手の反応を見ながらやりとりします。
一見、ひらがながわかりやすいと思いがちですが、漢字を使うほうが意味が通じやすいこともあります。またわかりにくい表現や、「〜できないことはない」「〜知らないことはない」などの二重否定も避けましょう。
すべての方法に共通して言えることは、「相手の反応を見て、その都度確認を取りながら進めていくこと」です。一つの方法にこだわりすぎず、その場に応じて組み合わせると、より伝わりやすくなります。ぜひ、実行してみてください。
私の尊敬する、聴導犬ユーザーのMさんが、ある日こんなことを言われました。
「さっき、カフェで注文したらさ〜、店員さんが何か聞き返したみたいだったから、『私は聴覚障害者です。聞こえなかったのでもう一度言っていただけますか?』と言ったら、『ごめんなさい。そんなふうに見えなくって』と言われたのよ〜(笑)。聴導犬がカウンターの下に隠れていたから、仕方ないよね〜」
そうなんです。聴覚障がいは【見えない障がい】とも言われています。そんな「見えない障がい」を、「見える障がい」に変えてくれるのが、聴導犬なのです。
聴導犬をパートナーに社会参加するユーザーさんたち。特に「見えない障がい」であるため、「犬はダメですよ!」と呼び止められることもしばしば。しかも相手の話す説明が読み取れず、交渉すらできない……。そんな歯がゆい思いも日常茶飯事です。
それでも、笑顔で社会参加を続けておられるユーザーさんたち が、1日も早く、安心して生活ができるよう、「聴導犬がいるのが当たり前の社会」になってくれるよう、これからもがんばります! 是非ともご理解とご協力を!!!
手話ができなくても、お手伝いできることはたくさんあります!
まずは【口話(こうわ)】。
口の形で言葉を読み取りますので、相手の正面に立って、ゆっくりとハッキリと話します。ジェスチャーなどをプラスすると、より伝わりやすくなります♪
ただ、口の形は同じでも、音が異なった言葉(例えば、タマゴとタバコ、おにいさんとおじいさん)もありますので、相手に伝わっているかをきちんと確認しながら、必要であれば、手のひらに文字をなぞって書いて見せるなどの工夫を行います。
次に【筆談】。
メモに書いてやりとりをします。紙がないときは、手のひらや空間に書くことでも伝えることができます。文章が苦手な人もいるので、できるだけ簡単な短文で、また専門用語も避け、相手の反応を見ながらやりとりします。
一見、ひらがながわかりやすいと思いがちですが、漢字を使うほうが意味が通じやすいこともあります。またわかりにくい表現や、「〜できないことはない」「〜知らないことはない」などの二重否定も避けましょう。
すべての方法に共通して言えることは、「相手の反応を見て、その都度確認を取りながら進めていくこと」です。一つの方法にこだわりすぎず、その場に応じて組み合わせると、より伝わりやすくなります。ぜひ、実行してみてください。
私の尊敬する、聴導犬ユーザーのMさんが、ある日こんなことを言われました。
「さっき、カフェで注文したらさ〜、店員さんが何か聞き返したみたいだったから、『私は聴覚障害者です。聞こえなかったのでもう一度言っていただけますか?』と言ったら、『ごめんなさい。そんなふうに見えなくって』と言われたのよ〜(笑)。聴導犬がカウンターの下に隠れていたから、仕方ないよね〜」
そうなんです。聴覚障がいは【見えない障がい】とも言われています。そんな「見えない障がい」を、「見える障がい」に変えてくれるのが、聴導犬なのです。
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