第3回 盲導犬のお仕事紹介(2)
信号の色は、どうやって見分けるの?
さて、まだまだ誤解の多い補助犬業界ですが、「盲導犬」に関してよく受ける質問が、「信号の色を教えてくれるんでしょ?」というもの。
そう思っている方も、多いのではないでしょうか?
実は……
盲導犬は、信号の色は教えてくれません!
犬は、人間のようにたくさんの色は見えないそうです。ですから、横断歩道の手前まで、角や段差については教えてくれますが、信号の色まではわかりません。
では、視覚障害者の方々は、どうやって横断歩道を渡るのか?
少し想像してみてください。見えないなかで、信号を判断するためにはどうするのか……
そう、音です。
視覚障害者の方々は、白杖を使っていても盲導犬と一緒にいても、音を頼りに信号を渡らなければなりません。
そう思っている方も、多いのではないでしょうか?
実は……
盲導犬は、信号の色は教えてくれません!
犬は、人間のようにたくさんの色は見えないそうです。ですから、横断歩道の手前まで、角や段差については教えてくれますが、信号の色まではわかりません。
では、視覚障害者の方々は、どうやって横断歩道を渡るのか?
少し想像してみてください。見えないなかで、信号を判断するためにはどうするのか……
そう、音です。
視覚障害者の方々は、白杖を使っていても盲導犬と一緒にいても、音を頼りに信号を渡らなければなりません。
信号機の音の秘密
音の出る信号機をご存じでしょうか?
青になると、「カッコー、カッコー」「ピヨ、ピヨ」と鳴っていますよね。
この音は「誘導音」というのですが、実はこれ、ただ鳴っているだけではなく、方角などの情報も教えてくれているって知っていましたか?
●「カッコー」 → 東西、または主道路(幅の広い道路)横断用
●「ピヨ」 → 南北、または従道路(幅の狭い道路)横断用
なんだそうです! 私も初めて知ったときは、「お〜!なるほど〜!」と感心しました♪
その他、メロディーだったりもする場合もありますが、これらは決してすべての信号機についているわけではありません。
青になると、「カッコー、カッコー」「ピヨ、ピヨ」と鳴っていますよね。
この音は「誘導音」というのですが、実はこれ、ただ鳴っているだけではなく、方角などの情報も教えてくれているって知っていましたか?
●「カッコー」 → 東西、または主道路(幅の広い道路)横断用
●「ピヨ」 → 南北、または従道路(幅の狭い道路)横断用
なんだそうです! 私も初めて知ったときは、「お〜!なるほど〜!」と感心しました♪
その他、メロディーだったりもする場合もありますが、これらは決してすべての信号機についているわけではありません。
視覚に障がいのある人を見かけたら……
音の出ない信号機の場合、視覚障害者の方々は、車が走っている音の方向から判断したり、周囲の人たちの気配や足音の流れる方向から判断したりする必要があります。
でもそれって、とても難しく、危険なことだと思いませんか?
周りに人がたくさんいるとは限らないし、しかも最近の電気自動車はとっても静かです。
ですから皆さんには、横断歩道で視覚障害者(白杖or盲導犬)を見かけたら、ぜひ「青になりましたよ」とのお声掛けをお願いいたします。それは視覚障害者にとって、大きな安心・安全につながります!
また盲導犬は、いわゆるカーナビのように、知らない場所の行き先さえ告げれば、目的地に連れて行ってくれるわけではありません。
視覚障害者は、行きたいところまでの地図を自分で頭に描き(メンタルマップ)、盲導犬に指示を出して歩いています。なので、頭の中に地図を描けないところでは、盲導犬がいても、まったく歩けないということになります。
だから、もし盲導犬と一緒でも、迷ったり困ったりしている様子の人を見つけたら、ぜひ「何かお手伝いしましょうか?」と声を掛けてください。
もちろん、電気自動車やハイブリットカーの運転、アイドリングストップをされる場合などには、周囲の人に気をつけて運転しましょう!
それは、視覚障害者だけでなく、高齢者や子どもなど、すべての人に対する思いやりの気持ちにつながります。
次回は、「介助犬」のお仕事の話です。お楽しみに〜♪
でもそれって、とても難しく、危険なことだと思いませんか?
周りに人がたくさんいるとは限らないし、しかも最近の電気自動車はとっても静かです。
ですから皆さんには、横断歩道で視覚障害者(白杖or盲導犬)を見かけたら、ぜひ「青になりましたよ」とのお声掛けをお願いいたします。それは視覚障害者にとって、大きな安心・安全につながります!
また盲導犬は、いわゆるカーナビのように、知らない場所の行き先さえ告げれば、目的地に連れて行ってくれるわけではありません。
視覚障害者は、行きたいところまでの地図を自分で頭に描き(メンタルマップ)、盲導犬に指示を出して歩いています。なので、頭の中に地図を描けないところでは、盲導犬がいても、まったく歩けないということになります。
だから、もし盲導犬と一緒でも、迷ったり困ったりしている様子の人を見つけたら、ぜひ「何かお手伝いしましょうか?」と声を掛けてください。
もちろん、電気自動車やハイブリットカーの運転、アイドリングストップをされる場合などには、周囲の人に気をつけて運転しましょう!
それは、視覚障害者だけでなく、高齢者や子どもなど、すべての人に対する思いやりの気持ちにつながります。
次回は、「介助犬」のお仕事の話です。お楽しみに〜♪
<告知!>
『第6回日本身体障害者補助犬学会 学術大会』が開催されます!
3種の補助犬のデモンストレーションが一度に見られる貴重なチャンス。その他、「高齢者や障がい者がペットと暮らすヒント集講座」や、「障碍者を取り巻く法制度の動きと展望」など、貴重な情報が満載です。ぜひ、ご来場ください!
※詳細は→ http://www.jssdr.net/taikai.html
◆第6回日本身体障害者補助犬学会 学術大会◆
日程: 2013年10月26日(土)・27日(日)
会場: 日本大学松戸歯学部(JR松戸駅=上野駅から19分)
プログラム:
【1日目】
●盲導犬・介助犬・聴導犬のデモンストレーション
●補助犬トレーナーから学ぶ!『犬とのコミュニケーション術』
〜高齢者や障がい者がペットと暮らすヒント集!〜
【2日目】
●教育講演「障碍者を取り巻く法制度の動きと展望」日本社会事業大学特任教授 佐藤久夫
●教育講演「改正動物愛護法について」環境省自然環境局総務課動物愛護管理室室長補佐 大倉弘二
●大会長講演「補助犬の歯を守る」 林一彦 大会長 他
3種の補助犬のデモンストレーションが一度に見られる貴重なチャンス。その他、「高齢者や障がい者がペットと暮らすヒント集講座」や、「障碍者を取り巻く法制度の動きと展望」など、貴重な情報が満載です。ぜひ、ご来場ください!
※詳細は→ http://www.jssdr.net/taikai.html
◆第6回日本身体障害者補助犬学会 学術大会◆
日程: 2013年10月26日(土)・27日(日)
会場: 日本大学松戸歯学部(JR松戸駅=上野駅から19分)
プログラム:
【1日目】
●盲導犬・介助犬・聴導犬のデモンストレーション
●補助犬トレーナーから学ぶ!『犬とのコミュニケーション術』
〜高齢者や障がい者がペットと暮らすヒント集!〜
【2日目】
●教育講演「障碍者を取り巻く法制度の動きと展望」日本社会事業大学特任教授 佐藤久夫
●教育講演「改正動物愛護法について」環境省自然環境局総務課動物愛護管理室室長補佐 大倉弘二
●大会長講演「補助犬の歯を守る」 林一彦 大会長 他
- ご寄付のお願い
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当会の使命は、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人と動物に優しい社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
▼ご寄付の受付はこちらから
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http://www.jssdr.net/
★政府インターネットTVによる補助犬特集
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg6301.html