第1回 補助犬には3つの種類があります
はじめまして。
今月より、こちらのコーナーを担当させていただく、NPO法人日本介助犬アカデミー(日本で唯一の身体障害者補助犬に関する調査研究・情報提供をしている学術団体)事務局長の橋爪智子と申します。
肩書は、まあ偉そうですが、その実態は、小学生からの総合学習の質問に答えたり、メディアからの問い合わせに答えたり、イベントで司会進行をしたり……。
かと思ったら、日本身体障害者補助犬学会の事務局をしたり、はたまた役所との打合せがあったりと、仕事の幅がと〜っても広い、いわば『身体障害者補助犬に関する何でも屋さん♪』です。
残念ながら犬の訓練はしていないので、職場に犬はおりませんが(涙)、せっかくですので、このブログでは、犬たちの写真も紹介しながら、楽しく進めたいと思っています。是非リラックスしながらお読みいただければ光栄です♪
『身体障害者補助犬』ってご存知ですか?
身体障害者補助犬とは、2002年の身体障害者補助犬法の成立によって誕生した、比較的新しい言葉です。
「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」の3種類の総称であり、特別な訓練を受けた、障がい者の自立と社会参加を助ける犬たちのことをいいます。
現在、日本国内で活躍している補助犬が、どれくらいいるかといいますと……
●盲導犬:1,013頭
●介助犬: 65頭
●聴導犬: 51頭
※厚労省ホームページ「ほじょ犬情報」より(H25年10月1日現在)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/hojyoken/
html/b04.html
皆さんはこの数字、多いと感じますか? 少ないと感じますか?
多くの場合、「そんなに少ないの〜!?」という声をいただきます。
そう、皆さんがよくご存知の盲導犬であっても、国内にはまだ約1,000頭しかいません。
育成には時間もお金もかかるため、常に頭数が足りていないという状況であり、育成支援が必要とされている分野なのです。
「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」の3種類の総称であり、特別な訓練を受けた、障がい者の自立と社会参加を助ける犬たちのことをいいます。
現在、日本国内で活躍している補助犬が、どれくらいいるかといいますと……
●盲導犬:1,013頭
●介助犬: 65頭
●聴導犬: 51頭
※厚労省ホームページ「ほじょ犬情報」より(H25年10月1日現在)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/hojyoken/
html/b04.html
皆さんはこの数字、多いと感じますか? 少ないと感じますか?
多くの場合、「そんなに少ないの〜!?」という声をいただきます。
そう、皆さんがよくご存知の盲導犬であっても、国内にはまだ約1,000頭しかいません。
育成には時間もお金もかかるため、常に頭数が足りていないという状況であり、育成支援が必要とされている分野なのです。
補助犬たちのお仕事について
補助犬たちのお仕事を、簡単にご紹介しましょう。
(詳細については、次回以降にお伝えします)
(詳細については、次回以降にお伝えします)
盲導犬
ご存知の通り、「目に障がいのある人(視覚障害者)の安全で快適な歩行をサポート」します。
では、盲導犬は何を教えてくれるのか?
実は、教えてくれるのは、次の3つだけなんです!!
(1)曲がり角
(2)段差
(3)障害物
でもこの3つを伝えることで、視覚障害者は、安全・快適に歩けるようになります。
では、盲導犬は何を教えてくれるのか?
実は、教えてくれるのは、次の3つだけなんです!!
(1)曲がり角
(2)段差
(3)障害物
でもこの3つを伝えることで、視覚障害者は、安全・快適に歩けるようになります。
介助犬
「手足に障がいのある人(肢体不自由者)の日常生活動作をサポート」します。
例えば、落としたものを拾って渡す、指示した物を取ってくる、歩行の介助、脱衣の補助、ドアや引き出しの開閉、車いすの牽引、起き上がりの介助 etc…
介助犬のお仕事の特徴は、肢体不自由者の障がいの度合いやニーズが幅広いため、訓練も一人一人に合わせるなど、オーダーメード性が高いことです。
例えば、落としたものを拾って渡す、指示した物を取ってくる、歩行の介助、脱衣の補助、ドアや引き出しの開閉、車いすの牽引、起き上がりの介助 etc…
介助犬のお仕事の特徴は、肢体不自由者の障がいの度合いやニーズが幅広いため、訓練も一人一人に合わせるなど、オーダーメード性が高いことです。
聴導犬
「耳に障がいのある人(聴覚障害者)に必要な音の情報を教えてサポート」します。
ここで大切なのは、単に『音』を教えるのではなく、『音の情報』を教えることです。
つまり、「玄関でチャイムが鳴る→使用者のひざ元をタッチして『音』が鳴っていることを伝える→使用者が『どこで?』の指示を出す→玄関まで誘導する」という所までできて初めて『音の情報を教える』ということになります。
玄関のチャイム音のほか、ヤカンの沸騰する音、FAX着信音、携帯メールの着信音、赤ちゃんの泣き声、車のクラクション、自転車のベル音、非常ベル音なども教えます。
ここで大切なのは、単に『音』を教えるのではなく、『音の情報』を教えることです。
つまり、「玄関でチャイムが鳴る→使用者のひざ元をタッチして『音』が鳴っていることを伝える→使用者が『どこで?』の指示を出す→玄関まで誘導する」という所までできて初めて『音の情報を教える』ということになります。
玄関のチャイム音のほか、ヤカンの沸騰する音、FAX着信音、携帯メールの着信音、赤ちゃんの泣き声、車のクラクション、自転車のベル音、非常ベル音なども教えます。
いかがでしたでしょうか。
同じ身体障害者補助犬といえど、それを使う使用者の障がいが三種三様のため、役割も三種三様となっています。
知れば知るほど面白い、奥が深い分野ですよ♪
次回からは、それぞれの犬のお仕事について、くわしくお伝えしていきます。どうぞお楽しみに〜♪
同じ身体障害者補助犬といえど、それを使う使用者の障がいが三種三様のため、役割も三種三様となっています。
知れば知るほど面白い、奥が深い分野ですよ♪
次回からは、それぞれの犬のお仕事について、くわしくお伝えしていきます。どうぞお楽しみに〜♪
- ご寄付のお願い
-
当会の使命は、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人と動物に優しい社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
▼ご寄付の受付はこちらから
http://www.jsdra.jp/kifu.html
★日本介助犬アカデミーFacebook!(「いいね!」してください♪)
http://www.facebook.com/jsdra.hojoken
★日本身体障害者補助犬学会
http://www.jssdr.net/
★政府インターネットTVによる補助犬特集
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg6301.html