第８回　楽に荷物を運べるようにする（１）

　荷物を持ち運ぶときによく使う筋肉は、二の腕の筋肉です。二の腕の筋肉には、腕を曲げるときに収縮する（力こぶのできる）内側の筋肉と、腕を伸ばすときに収縮する外側の筋肉があります。
　荷物を引き上げるときには内側の力こぶを意識するため、内側の筋肉だけを鍛えればよいと思われるかもしれませんが、腕の曲げ伸ばしは両側の筋肉が協調することで、スムーズにいくようになっています。内側、外側の両方の筋肉をバランスよく鍛えることが大切なので、今回紹介する２つのメニューを両方行ってみてください。
　また、このトレーニングは、腕をすっきりさせる効果もありますので、薄着になるこれからの季節、気になる方はぜひ取り入れてみてください。

（１）脚を前後に開いて、膝を曲げ、片手をいすの背もたれにのせます。
（２）反対側の手にペットボトルを持ち、脇を締めます。
（３）息を吐きながら、肘を伸ばします。このとき、肘の位置が変わらないように注意します。
※反対側も同様に行います。
※10回を１セットとして、１〜２セット行います。

（１）両手にペットボトルを持ち、安定する位置に座ります。
（２）息を吐きながら、両肘を曲げペットボトルを持ち上げます。
※10回を１セットして、１〜２セット行います。