学習方法について

　第25回の国家試験の合格率は18.8％とかなり低い結果となりました。難易度の高い試験といえますが、そんな中でも合格された方の声を聞くと、決して特別な方法があるわけではなく、授業や学習内容を丁寧に学び、復習をし、問題練習を繰り返すという基本的な学習方法でした。
　その一例をご紹介すると、勉強する場所は自宅か学校や図書館といった外かを決め、夏頃までは参考書を使ってドンドン知識を蓄え、９月〜10月頃から受験勉強の本腰を入れる方もいます。夏までに参考書や問題集を繰り返し解き、解説を読み込んでいくことで知識が定着させていくそうです。参考書や問題集については、「浮気」（あまり多くの本に手を出し過ぎること）は禁物とのこと。
　また覚えるコツは、目で見て、手で書いて、口で言って、その音を耳で聞くことの反復といいます。10月頃からは模擬試験を利用しながら、国家試験までのおおよその学習プランを立てて、模擬問題や復習に取り組み、１月に入ってからは体調管理にも十分注意して学習を進めるそうです。
　学習期間は決して短いものではなく、モチベーションが下がってしまうこともあったといいます。そんな時は思い切って休みの日をつくる、受験仲間と飲みながら意見を交換する、といった息抜きも必要です。「焦らず」「諦めず」かつ、「合格するぞ」といった静かな熱意を持ち続けることが何より大事なのかもしれません。

（けあサポ編集部）