第21回 介護について悩んでいます<3>
ケアマネジャーはどう選べばいいのでしょうか
【Q】
父親が要介護認定を受け、介護サービスを利用することになりました。ケアマネジャー(介護支援専門員)はどう選べばいいでしょうか。
【A】
どの分野にくわしくて人柄がよいか、などがポイント
【解説】
担当になるケアマネジャーを選ぶことは、利用者にとって大事なことです。ケアマネジャーに恵まれたら、それから先の介護を続けていくうえでこれほど心強いものはありません。
さて、その選び方とのお話ですが、ケアマネジャーの資格を持っている方がケアマネの業務に精通している、とは限りません。資格を持っている以上、一定の研修や実習を経験していることは確かなのですが、実情としては人によって差があると感じることもあるからです。
しかし、不安になることはありません。ケアマネジャーの業務自体、利用者の幸せを考え、日々、見直しを続けていくことの連続ですので、プロとして熱意のある方が職についていると考えてからです。
さて、ケアマネジャーへ何を求めるかによって変わってくると思いますが、参考までに、人により元々、専門が違うため、確認しておくとその人のくわしい分野がわかります。たとえば医療や介護、精神保健、社会福祉、障害者分野などです。
具体的には、知人に知っているケアマネジャーを紹介してもらいましょう。知っている人がいれば率直に聞いてみるとよいと思います。担当してもらっていることがあれば、どのようなことを提案してくれるのかがわかります。
また、自分の家から居宅介護支援事業所が近いかということも大事です。遠いと物理的に定期的な面会がしにくいことが考えられるからです。もちろんその人の人柄もありますので、親身になって相談を聞いてくれるか、利用者である父親がそのケアマネジャーを受け入れてくれるかもポイントです。
ケアマネジャーは各市町村の居宅介護支援事業所にいますので、まずは市町村窓口やインターネットなどでどのようなところにあるのか、探してみましょう。居宅介護支援事業所は独立している場合もありますが、他の介護サービスや病院と併設されている場合が多いといえます。希望するサービスが居宅介護支援事業所と併設している場合、ケアマネジャーはそのサービスをよく知っている場合があります。
なお、制度上でいえば利用者本位の考え方から、仮に担当したケアマネジャーがよくなかった場合、利用者の意志で変更することは可能です。しかし、変更をするとそれまでの経過を知っている人がいなくなってしまう、という利用者側のデメリットもあるかもしれません。
そこで、可能な限り、利用する側からもケアマネジャーとよい信頼関係がつくれるよう、コミュニケーションをとることをおすすめします。それが始めにお伝えしたように、利用者にとって大変心強い味方になると思います。
以上のようなことが参考になるかはわかりませんが あなたが一刻も早くよいケアマネジャーに出会えるよう、願っています。
父親が要介護認定を受け、介護サービスを利用することになりました。ケアマネジャー(介護支援専門員)はどう選べばいいでしょうか。
水戸市・A子
【A】
どの分野にくわしくて人柄がよいか、などがポイント
【解説】
担当になるケアマネジャーを選ぶことは、利用者にとって大事なことです。ケアマネジャーに恵まれたら、それから先の介護を続けていくうえでこれほど心強いものはありません。
さて、その選び方とのお話ですが、ケアマネジャーの資格を持っている方がケアマネの業務に精通している、とは限りません。資格を持っている以上、一定の研修や実習を経験していることは確かなのですが、実情としては人によって差があると感じることもあるからです。
しかし、不安になることはありません。ケアマネジャーの業務自体、利用者の幸せを考え、日々、見直しを続けていくことの連続ですので、プロとして熱意のある方が職についていると考えてからです。
さて、ケアマネジャーへ何を求めるかによって変わってくると思いますが、参考までに、人により元々、専門が違うため、確認しておくとその人のくわしい分野がわかります。たとえば医療や介護、精神保健、社会福祉、障害者分野などです。
具体的には、知人に知っているケアマネジャーを紹介してもらいましょう。知っている人がいれば率直に聞いてみるとよいと思います。担当してもらっていることがあれば、どのようなことを提案してくれるのかがわかります。
また、自分の家から居宅介護支援事業所が近いかということも大事です。遠いと物理的に定期的な面会がしにくいことが考えられるからです。もちろんその人の人柄もありますので、親身になって相談を聞いてくれるか、利用者である父親がそのケアマネジャーを受け入れてくれるかもポイントです。
ケアマネジャーは各市町村の居宅介護支援事業所にいますので、まずは市町村窓口やインターネットなどでどのようなところにあるのか、探してみましょう。居宅介護支援事業所は独立している場合もありますが、他の介護サービスや病院と併設されている場合が多いといえます。希望するサービスが居宅介護支援事業所と併設している場合、ケアマネジャーはそのサービスをよく知っている場合があります。
なお、制度上でいえば利用者本位の考え方から、仮に担当したケアマネジャーがよくなかった場合、利用者の意志で変更することは可能です。しかし、変更をするとそれまでの経過を知っている人がいなくなってしまう、という利用者側のデメリットもあるかもしれません。
そこで、可能な限り、利用する側からもケアマネジャーとよい信頼関係がつくれるよう、コミュニケーションをとることをおすすめします。それが始めにお伝えしたように、利用者にとって大変心強い味方になると思います。
以上のようなことが参考になるかはわかりませんが あなたが一刻も早くよいケアマネジャーに出会えるよう、願っています。
社会福祉士・デイサービスセンター施設長 石川佳一
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(アクティブシニア編集部)