第13回 彩りよく「五色」を採り入れよう
「五色」で食欲増進
五行のなかには、五色という考え方もあります。
五色とは、青(緑)・黄・赤・白・黒の5つの色をいい、この五色をバランスよく採り入れると、見た目に美しく、食欲も増進される効果があります。
例えば、五目寿司やにぎり寿司などがその代表例です。
五目寿司でいうと、青(緑)はさやインゲン、赤はにんじんや紅生姜、黄色は錦糸卵や油揚げ、白はごはん、黒は海苔やしいたけなどと色鮮やかです。
そして、この五味五色のバランスがとれていると、食欲増進はもちろんのこと、栄養のバランスもとりやすくなります。
五味五色のすすめ
こうした考え方は、日本にもおそらく大和時代の頃に遣唐使などによって伝来したと思われます。
奈良時代に遣唐使がしばしば訪れた場所に、中国の江蘇省の揚州があります。日本とよく似ていて、米・野菜・魚類が豊富なところです。
私が揚州に訪れたとき、150年以上もの伝統をもつあるお店に行きましたが、出されたコース料理は、五味五色の考えに満ちたものでした。
日本でも会席料理では、五味五色の考え方が採り入れられていますし、おふくろの味のなかにも生かされています。
前回お話しました五味に加えて、五色を採り入れれば、料理も美味しく、飽きもこず、健康にもよいといえます。
ぜひみなさんも実行してみてください。
奈良時代に遣唐使がしばしば訪れた場所に、中国の江蘇省の揚州があります。日本とよく似ていて、米・野菜・魚類が豊富なところです。
私が揚州に訪れたとき、150年以上もの伝統をもつあるお店に行きましたが、出されたコース料理は、五味五色の考えに満ちたものでした。
日本でも会席料理では、五味五色の考え方が採り入れられていますし、おふくろの味のなかにも生かされています。
前回お話しました五味に加えて、五色を採り入れれば、料理も美味しく、飽きもこず、健康にもよいといえます。
ぜひみなさんも実行してみてください。
- 医食同源とは
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「薬(生薬)も食も同じ源、日常の食事で病気を予防し、治療しよう。その食事はバランスのとれた美味しい食事である」という意味です。