第1回 食こそ健康を保つための第一歩
いつまでも健康でいきいきとした生活を
高齢化とともに、介護の問題が深刻な状況になる一方で、人生80年時代をむかえて、年齢よりも若くて元気な高齢者も増えています。
最近は、こうした元気高齢者を増やすための取り組みが盛んになり、「介護予防」という言葉をよく耳にします。
介護予防は、これまでの介護が必要になってから、いかに介護するかという視点から、「介護を必要としない」状態を保ち、できるだけ老化防止をする、という考え方です。
これは私が30年以上も前から唱えてきた「医食同源」の思想と共通する考えといえます。
高齢期を健康で元気に生き抜くためには、介護が必要とならないように、できるだけ早い時期から予防しておきたいものです。
なかでも食は健康を保つための基本といえます。
いつまでも健康でイキイキと生活するためにも「医食同源」に基づく食生活が大切なのです。
最近は、こうした元気高齢者を増やすための取り組みが盛んになり、「介護予防」という言葉をよく耳にします。
介護予防は、これまでの介護が必要になってから、いかに介護するかという視点から、「介護を必要としない」状態を保ち、できるだけ老化防止をする、という考え方です。
これは私が30年以上も前から唱えてきた「医食同源」の思想と共通する考えといえます。
高齢期を健康で元気に生き抜くためには、介護が必要とならないように、できるだけ早い時期から予防しておきたいものです。
なかでも食は健康を保つための基本といえます。
いつまでも健康でイキイキと生活するためにも「医食同源」に基づく食生活が大切なのです。
美味しく食べて健康に
医食同源の思想?
「医食同源」という言葉をご存じでしょうか?
「医食同源」とは、「薬(生薬)も食も同じもの、日常の食事で病気を予防し、治療しよう」ということです。
その食事の内容は、「バランスがとれた美味しい食事」です。
この言葉は、私が1972年にNHKの『きょうの料理』の特集“40歳からの食事”のなかで、食と生活習慣病について話をしたときに中国にある薬食同源思想を拡大解釈して“医食同源”という言葉を造語し、発表したのに始まります。
今では一般的に使われる言葉になりましたが、正確な意味を理解して実践している人はまだまだ少ないように感じます。
その方法は、それぞれの食品のもつ「栄養面での働き」、「生活習慣病の予防や免疫増強、老化防止などの働き」、「味や香りなどの美味しさを感じさせる働き」をよく知ったうえで、その食品を他の食品とうまく組み合わせて作った栄養バランスのとれた食事を美味しくとることです。
「医食同源」とは、「薬(生薬)も食も同じもの、日常の食事で病気を予防し、治療しよう」ということです。
その食事の内容は、「バランスがとれた美味しい食事」です。
この言葉は、私が1972年にNHKの『きょうの料理』の特集“40歳からの食事”のなかで、食と生活習慣病について話をしたときに中国にある薬食同源思想を拡大解釈して“医食同源”という言葉を造語し、発表したのに始まります。
今では一般的に使われる言葉になりましたが、正確な意味を理解して実践している人はまだまだ少ないように感じます。
その方法は、それぞれの食品のもつ「栄養面での働き」、「生活習慣病の予防や免疫増強、老化防止などの働き」、「味や香りなどの美味しさを感じさせる働き」をよく知ったうえで、その食品を他の食品とうまく組み合わせて作った栄養バランスのとれた食事を美味しくとることです。
健康長寿のための食事のポイント
では、どのような食事をとれば、健康を保つことができるのでしょうか?
・野菜、とくに緑黄色野菜をしっかりとること、
・肉や魚、牛乳、卵などの動物性たんぱく質食品を十分にとること
などが挙げられます。
これは、野菜だけをとればよいわけではありませんし、肉だけをとればよいというわけでもありません。
肉に野菜がたっぷり入った食事など、食品同士を効果的に組み合わせ、美味しく、かつ健康によい食事をとることです。
そして、適度に運動することも大切です。
・野菜、とくに緑黄色野菜をしっかりとること、
・肉や魚、牛乳、卵などの動物性たんぱく質食品を十分にとること
などが挙げられます。
これは、野菜だけをとればよいわけではありませんし、肉だけをとればよいというわけでもありません。
肉に野菜がたっぷり入った食事など、食品同士を効果的に組み合わせ、美味しく、かつ健康によい食事をとることです。
そして、適度に運動することも大切です。
ぜひとも食を楽しみ、健康長寿をあなたのものにしてください。
- 医食同源とは
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「薬(生薬)も食も同じ源、日常の食事で病気を予防し、治療しよう。その食事はバランスのとれた美味しい食事である」という意味です。