第12回 おいしい料理には五味がある
美味をつくる五味のバランス
お寿司は日本人ばかりではなく、世界の人々から好まれています。
それはおいしくて身体によいからですが、そのおいしさの秘密は、五味の調和にあります。
五味とは、中国の五行説に基づいた考え方で、「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹(塩からい)」の5つの味を指します。
お寿司をよく味わってみると、酸・苦・甘・辛・鹹の五味があることに気づきます。
つまり、酸・苦は酢、甘は砂糖、鹹は塩、辛はしょうがやわさびです。
この五味のバランスがとれていることが、万人から好まれる味の秘密なのです。
それはおいしくて身体によいからですが、そのおいしさの秘密は、五味の調和にあります。
五味とは、中国の五行説に基づいた考え方で、「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹(塩からい)」の5つの味を指します。
お寿司をよく味わってみると、酸・苦・甘・辛・鹹の五味があることに気づきます。
つまり、酸・苦は酢、甘は砂糖、鹹は塩、辛はしょうがやわさびです。
この五味のバランスがとれていることが、万人から好まれる味の秘密なのです。
五臓と五味の密接な関係
中国伝統医学では、食物の持つ味と五臓(肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓)との関係を重要視しています。
肝は酸味、心は苦味、脾(消化器系)は甘味、肺は辛味、腎は鹹味によって養われるとしています。
また、酸味のものは収斂作用、苦味のものは乾堅作用、甘味のものは緩和作用、辛味のものは発散作用、鹹味のものは軟化作用があるとし、五味のバランスをとることによって、五臓全体を養い、それぞれの異なった働きによって、身体の調節を行い、健康維持がなされるとしています。
ただし、五味だけ摂っていればよいというものではありません。
栄養のバランスのとれた料理に、五味を採り入れることが大切です。
なお、五味はお寿司のように、1つの料理にすべてを採り入れる必要はありません。
例えば、酢のもの(酸・苦)や卵焼き(甘)・からし和え(辛・鹹)などのように、献立全体のなかで五味のバランスがとれていればよいのです。
そうすることで、たくさんの料理が並んでいても、飽きずにおいしく食べることができるでしょう。
肝は酸味、心は苦味、脾(消化器系)は甘味、肺は辛味、腎は鹹味によって養われるとしています。
また、酸味のものは収斂作用、苦味のものは乾堅作用、甘味のものは緩和作用、辛味のものは発散作用、鹹味のものは軟化作用があるとし、五味のバランスをとることによって、五臓全体を養い、それぞれの異なった働きによって、身体の調節を行い、健康維持がなされるとしています。
ただし、五味だけ摂っていればよいというものではありません。
栄養のバランスのとれた料理に、五味を採り入れることが大切です。
なお、五味はお寿司のように、1つの料理にすべてを採り入れる必要はありません。
例えば、酢のもの(酸・苦)や卵焼き(甘)・からし和え(辛・鹹)などのように、献立全体のなかで五味のバランスがとれていればよいのです。
そうすることで、たくさんの料理が並んでいても、飽きずにおいしく食べることができるでしょう。
- 医食同源とは
-
「薬(生薬)も食も同じ源、日常の食事で病気を予防し、治療しよう。その食事はバランスのとれた美味しい食事である」という意味です。