第9回 野菜を食べる韓国の食文化
野菜をしっかりとる韓国の人たち
韓国で焼き肉を注文すると、必ず山のような野菜が添えられます。
サンチュ、えごまの葉、玉ねぎなどはもちろん、キムチ(白菜、大根、きゅうりなど)、ナムル(加熱したもやし、ほうれん草、ぜんまいなどを和えたり、炒めたりしたもの)などが出されます。
食べ方ですが、サンチュのうえに焼肉を乗せて、好みでにんにくやとうがらし、味噌などをのせて、くるりと巻いてほうばります。
そして、合間にキムチやナムルを食べるのです。
統計によると、韓国の人は、日本人の1.6倍も野菜をとっています。これが幸いしてか、心筋梗塞による死亡率は日本より低くなっています。
日常的に食する高麗人参
日本人にとっては、高麗人参は漢方薬ですが、韓国の人たちにとっては、日常の食べ物といえます。
最近は、日本でも韓国料理店が増えてきましたので、「参鶏湯(サムゲタン)」という料理をご存じのかたも多いかと思います。
参鶏湯は、ひな鶏の腹のなかに、高麗人参やなつめ、にんにく、もち米などを詰め、鍋でじっくり煮た料理です。
鶏がとろけるように軟らかく、もち米とよく合い、まろやかな旨みがあります。
高麗人参には、疲労回復やスタミナづくりなど、さまざまな効能があることで知られていますが、韓国の人たちは、それを生で蜂蜜をつけて食べたり、炒めたり、ジュースにしてとっています。
また、こうした漢方薬以外にも、身体によいごまやにんにくなどを採り入れた料理を毎日のように食しているのです。
老若男女を問わず、韓国の人たちにパワーがあるのは、こうした食文化が根づいているからともいえるでしょう。
最近は、日本でも韓国料理店が増えてきましたので、「参鶏湯(サムゲタン)」という料理をご存じのかたも多いかと思います。
参鶏湯は、ひな鶏の腹のなかに、高麗人参やなつめ、にんにく、もち米などを詰め、鍋でじっくり煮た料理です。
鶏がとろけるように軟らかく、もち米とよく合い、まろやかな旨みがあります。
高麗人参には、疲労回復やスタミナづくりなど、さまざまな効能があることで知られていますが、韓国の人たちは、それを生で蜂蜜をつけて食べたり、炒めたり、ジュースにしてとっています。
また、こうした漢方薬以外にも、身体によいごまやにんにくなどを採り入れた料理を毎日のように食しているのです。
老若男女を問わず、韓国の人たちにパワーがあるのは、こうした食文化が根づいているからともいえるでしょう。
- 医食同源とは
-
「薬(生薬)も食も同じ源、日常の食事で病気を予防し、治療しよう。その食事はバランスのとれた美味しい食事である」という意味です。