第6回 高血圧が気になる人へ(3)〔塩分を排泄する食品との組み合わせ〕
前回は、食塩のとり過ぎを防ぐために、塩分そのものを調味料の工夫で減らす方法をご紹介しました。
今回は、食塩(ナトリウム)を体外に排泄させる働きのある食品の組み合わせについてお話しましょう。
今回は、食塩(ナトリウム)を体外に排泄させる働きのある食品の組み合わせについてお話しましょう。
ミネラルのバランスを大切に
ナトリウムは、カルシウムやカリウムなどと同じく「ミネラル」の一つです。
このミネラルには、体のさまざまな機能を整える働きがあるのですが、とくにお互いのバランスが大切になります。ある特定のミネラルが多すぎたり、少なすぎたりすると、他のミネラルの吸収に影響して、健康を損ねてしまいます。
食塩(ナトリウム)のとり過ぎもその一つといえます。
そのためには、カリウム、カルシウムなどをバランス良くとることが大切です。
このミネラルには、体のさまざまな機能を整える働きがあるのですが、とくにお互いのバランスが大切になります。ある特定のミネラルが多すぎたり、少なすぎたりすると、他のミネラルの吸収に影響して、健康を損ねてしまいます。
食塩(ナトリウム)のとり過ぎもその一つといえます。
そのためには、カリウム、カルシウムなどをバランス良くとることが大切です。
食品の組み合わせでナトリウムを排泄しよう
とくにカリウムには、体内の余分なナトリウムと結びついて、体外に排泄する作用があります。
カリウムは、野菜や果物などにたくさん含まれていますが、水に溶けやすいのが弱点です。
キャベツなどは、なるべく生で食べたり、強火で水分がでないようにサッと炒めて食べたりするとよいでしょう。
また、みそ汁などには、カリウムが多い食品(いも、ワカメ、ほうれん草など)を具としてたくさん入れると効果的です。
※腎臓の悪い人は、カリウムの量に気をつけてください。
カリウムは、野菜や果物などにたくさん含まれていますが、水に溶けやすいのが弱点です。
キャベツなどは、なるべく生で食べたり、強火で水分がでないようにサッと炒めて食べたりするとよいでしょう。
また、みそ汁などには、カリウムが多い食品(いも、ワカメ、ほうれん草など)を具としてたくさん入れると効果的です。
※腎臓の悪い人は、カリウムの量に気をつけてください。
カリウム以外にも、カルシウムや食物繊維などにも同じくナトリウムを排泄する働きがあります。
高血圧の予防・治療には、塩分のとり過ぎに十分気をつけなければなりませんが、食塩をただ減らすだけでは、味気ない食生活になってしまいます。
塩分の多い食事をとるときには、ここでお話したようなナトリウムを体外に排泄してくれる食品を一緒にとるようにすれば、塩分の害は相当に抑えられるのではないかと思われます。
- 医食同源とは
-
「薬(生薬)も食も同じ源、日常の食事で病気を予防し、治療しよう。その食事はバランスのとれた美味しい食事である」という意味です。