第11回 健康は“丈夫な歯から歯ぐきから”
歯は健康長寿のカギ
国でも8020(ハチマル・ニイマル)運動が提唱され、さまざま試みもされています。
日本人の場合、80歳では平均9.8本の歯しか残っていません(平成17年歯科疾患実態調査推定値)。
咀嚼(かみくだいて味わう)には、残っている歯の数が影響します。
咀嚼する力は、歯が全部そろっている状態を100%とすれば、歯が1本抜けたときには約80%に、奥歯が1本抜けた状態では約40%にまで落ち込んでしまいます。
総入れ歯にした場合にも、咀嚼力は40%程度にまで落ちてしまい、味覚も衰えてきます。
また、歯が5本以下になって入れ歯にすると、バナナやうどんのようなものしか噛めなくなってしまいます。
軟らかいものしか食べられなくなると、栄養のバランスが崩れ、健康にも影響を与えることになります。
そして、よく噛むことができないので、唾液の分泌量が減少し、口腔が乾燥したりして味覚の減退につながるのです。
歯周病で歯を無くさないために
歯が抜ける大きな原因は、歯周病だといわれています。
この歯周病の予防には、まず歯磨きを励行し、定期的に検診を受けることが大切です。
特に、歯周病は夜に進行しやすいといわれていますので、就寝時の歯磨きを念入りにしてください。
それと、日常的にごぼうや昆布などのような硬いものをとることによって、噛む力を養い、唾液の分泌を促すことが大切です。
歯は、身体全体に影響を与えます。
食べたいものが食べられなくなっては、大きな楽しみが失われてしまいます。
たかが歯くらいと侮らないで、日頃から歯の健康には十分に気をつけてください。
この歯周病の予防には、まず歯磨きを励行し、定期的に検診を受けることが大切です。
特に、歯周病は夜に進行しやすいといわれていますので、就寝時の歯磨きを念入りにしてください。
それと、日常的にごぼうや昆布などのような硬いものをとることによって、噛む力を養い、唾液の分泌を促すことが大切です。
歯は、身体全体に影響を与えます。
食べたいものが食べられなくなっては、大きな楽しみが失われてしまいます。
たかが歯くらいと侮らないで、日頃から歯の健康には十分に気をつけてください。
- 医食同源とは
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「薬(生薬)も食も同じ源、日常の食事で病気を予防し、治療しよう。その食事はバランスのとれた美味しい食事である」という意味です。