学習方法について
調査の数値が覚えられません…。(2012/09/28)
参考書には、「高齢者虐待調査」や「国民生活基礎調査」など、いろいろな調査の数値が載っていますが、細かくて覚えることができません。覚えるコツを教えてください。
(スタープラチナさん)
数値そのものではなく、その数値が表していることを覚えて!
確かに、参考書に「○%」「△割」と載っていると、それを正確に覚えなくては、と感じてしまいますね。
が、実際の試験で具体的な数値が問われることはほとんどありません。
試験で問われるのは、
(1)一番多い(少ない)のは何か
(2)男性と女性のどちらが多い(少ない)か
(3)○○と△△では、どちらが多い(少ない)か
(4)全体としてどういう傾向にあるか など
といったことなので、正確な数値を覚えておく必要性は、実は低いのです。
たとえば、第24回試験問題28の選択肢1、2をみてみましょう。
1については、上記の(1)に当てはまります。虐待者で一番多いのは「息子」ということを覚えていれば、具体的な数値を覚えていなくても、答えは×とわかります。
2については、高齢者が前期高齢者と後期高齢者に分けられるので、上記の(3)に当てはまります。「前期高齢者」が何か、ということを覚えておく必要はありますが、日本の高齢化の状況を考えれば、「後期高齢者」のほうが多いということが自ずとわかってくるでしょう。つまり、選択肢2も×となります。
※ちなみに、前期高齢者は65〜74歳、後期高齢者は75歳以上の人を指します。
このように、正確な数値を覚えていなくても、数値が表していることを覚えておけば答えを導き出すことができるのです。
もちろん、試験で何が問われるかは実際の問題を見てみないと分からないので、正確な数値を覚えているに越したことはないでしょう。 ただ、限られた時間の中で効率よく学習するのであれば、調査の数値については大体の傾向を把握するにとどめて、余った時間はほかのことを覚えるのに使うのがいいかもしれませんね。
が、実際の試験で具体的な数値が問われることはほとんどありません。
試験で問われるのは、
(1)一番多い(少ない)のは何か
(2)男性と女性のどちらが多い(少ない)か
(3)○○と△△では、どちらが多い(少ない)か
(4)全体としてどういう傾向にあるか など
といったことなので、正確な数値を覚えておく必要性は、実は低いのです。
たとえば、第24回試験問題28の選択肢1、2をみてみましょう。
1. | 「高齢者虐待調査」によれば、虐待をした者は配偶者が最も多い。 |
2. | 「高齢者虐待調査」によれば、虐待を受けた者は前期高齢者が多い。 |
1については、上記の(1)に当てはまります。虐待者で一番多いのは「息子」ということを覚えていれば、具体的な数値を覚えていなくても、答えは×とわかります。
2については、高齢者が前期高齢者と後期高齢者に分けられるので、上記の(3)に当てはまります。「前期高齢者」が何か、ということを覚えておく必要はありますが、日本の高齢化の状況を考えれば、「後期高齢者」のほうが多いということが自ずとわかってくるでしょう。つまり、選択肢2も×となります。
※ちなみに、前期高齢者は65〜74歳、後期高齢者は75歳以上の人を指します。
このように、正確な数値を覚えていなくても、数値が表していることを覚えておけば答えを導き出すことができるのです。
もちろん、試験で何が問われるかは実際の問題を見てみないと分からないので、正確な数値を覚えているに越したことはないでしょう。 ただ、限られた時間の中で効率よく学習するのであれば、調査の数値については大体の傾向を把握するにとどめて、余った時間はほかのことを覚えるのに使うのがいいかもしれませんね。
(けあサポ編集部)