学習方法について

　確かに、書店に行くと、たくさんのテキストや問題集が並んでいるので、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。また買ったあとに、他の人が自分とは違うものを持っているのを見ると、あっちがよかったかな〜と心が揺れた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
　今年合格した方々にお話をうかがってみたところ、「とにかくわかりやすそうなもの！　読む気が湧くものを選んだ」という声が多く聞かれました。たとえば「１つの単元が見開き１ページでまとまっているものだと、あちこちページをめくらずにすんで使いやすい」「重要なポイントがまとめられていると、あとで見返した時にもチェックしやすい」というのが、わかりやすさのポイントのようです。中身だけではなく、装丁など見た目もやる気につながるかもしれませんね。
　また過去問題集について、「過去問は必須」という方もいれば、「模擬問題集で十分」という方も。「模擬問題もついている、そして５年以内の過去問題集で解説が詳しいものを買った」というように、解説中心で問題がついているものもたくさん見かけます。
　他にも「同じ項目について、いくつかの問題集を見比べてみて、より詳しい説明があるものを選んだ」という方や、「編者・執筆者を見て、なるべく出身養成学校や所属が違うものを選んだ」という方もいらっしゃいました。
買う冊数は、どちらかというと１冊ではなく２〜３冊の問題集を買っている方が多いようですね。もちろん１冊に絞ってとことん繰り返す方もいらっしゃいますので、結局は人それぞれということになるのだと思いますが、まわりの人や合格した先輩にお勧めを聞いてみたり、書店の人に売れ筋を聞いてみてもいいかもしれません。