「まっいいか」
東京都・永井信行さん(70歳)
1か月程前に72歳の友人と会いました。彼は「最近、飛距離が落ちてゴルフをやっても楽しくない」とぼやくのです。そこで私は彼にこう言ったのです。「昔から馴染みのあるゴルフ場に行けば親切にしてくれるでしょうけど、そのゴルフ場では、昔はあの松の木のところまで飛んだのにとショックで憂うつになるでしょう。だから新しいゴルフ場に行きなさい。未知のコースをどうやって攻略するか考えるといいですよ」。これは日野原先生の受け売りでエーカッコ言ってしまいましたが、彼はまだ行ってないでしょう。でもひょっとして、どこかで思い出してくれるかも知れませんから「まっいいか」と思っています。
さて、私の健康法ですが正直なんにもしていないのです。敢えてあげるとすれば、月に一度山に登るぐらいでしょうか。58歳から始めて12年間続いています。日帰りで、必ず温泉つき、一年に1回は1泊で行きます。昨年は日光白根から尾瀬ヶ原、一昨年は西穂高でした。
そしてこれも健康法の一つでしょうが、今年も何かひとつ今までやったことのないことに挑戦したいのです。小さなテーマで良い、できれば全く知らない世界を覗きたい。でも無理なら昔々やったことでもいいかと思っています。
山へは75歳まで行きます。車の運転は80歳まで、そして85歳までは生きるという予定です。でもしばしば予定は狂うものです。その時は得意の心の健康の呪文、オマジナイを唱えます。「まっいいか」です。
(2008年2月21日)