大変さばかり強調されることの多いケアマネジャーの仕事。でも、そのなかには、大変さ以上の魅力がつまっています。「難しい……」を「面白い!」に変えるヒントを一緒に探していきましょう。
第5回 ケアマネジャーにできること、求められることは
「お困りのことはありませんか? 何でもおっしゃってください。相談に乗りますから…」皆さん、こんなことを気軽に言っていませんか?
本当に「何でも」相談に乗れるものでしょうか? いいえ、無理です。だって私たちは、一人のケアマネジャーに過ぎないのですから、限界があります。なんでもしようとするのではなく、自分の出来ることと出来ないことをちゃんと分かっていることが必要なんです。
例えば、あなたが訪問看護に長く従事してきた方であれば、たいがいの在宅医療に関する相談には乗れることでしょう。でも、障害者自立支援法と介護保険法の両方の利用が可能の方に訪問介護を上手に組み合わせようとすると、途端にわからなくなったり、迷ったりしませんか?
私たちケアマネジャーはそれぞれ、元職の資格やキャリアをもっています。介護に関する様々な知識・経験は豊かです。しかし、その経験だけで全ての相談に乗れるわけではないのです。まずそのことを認めましょう。
もちろん、自分の得意なことに対してはきちんと受け止めて対応してください。しかし、苦手だったりよく分からないことは、頑張って自分でやるよりも、もっと上手な方にお任せするのがよいのです。そのための仕組みもありますよね。そう、サービス担当者会議です。チームの中の専門家ときちんと連携することができれば、チームのメンバーの力の分だけ出来ることが広がっていきます。
私たちケアマネジャーは「何でもする人」ではありません。しなくてはならないことは、利用者の感じている悩みを、まず受け止めること。そして、その解決に自分が寄与できるかを判断し、出来る部分をきちんと示しながら共に解決を目指していくことです。そうすれば、何をしなくてはいけないかは自然と見えてきますよね。
本当に「何でも」相談に乗れるものでしょうか? いいえ、無理です。だって私たちは、一人のケアマネジャーに過ぎないのですから、限界があります。なんでもしようとするのではなく、自分の出来ることと出来ないことをちゃんと分かっていることが必要なんです。
例えば、あなたが訪問看護に長く従事してきた方であれば、たいがいの在宅医療に関する相談には乗れることでしょう。でも、障害者自立支援法と介護保険法の両方の利用が可能の方に訪問介護を上手に組み合わせようとすると、途端にわからなくなったり、迷ったりしませんか?
私たちケアマネジャーはそれぞれ、元職の資格やキャリアをもっています。介護に関する様々な知識・経験は豊かです。しかし、その経験だけで全ての相談に乗れるわけではないのです。まずそのことを認めましょう。
もちろん、自分の得意なことに対してはきちんと受け止めて対応してください。しかし、苦手だったりよく分からないことは、頑張って自分でやるよりも、もっと上手な方にお任せするのがよいのです。そのための仕組みもありますよね。そう、サービス担当者会議です。チームの中の専門家ときちんと連携することができれば、チームのメンバーの力の分だけ出来ることが広がっていきます。
私たちケアマネジャーは「何でもする人」ではありません。しなくてはならないことは、利用者の感じている悩みを、まず受け止めること。そして、その解決に自分が寄与できるかを判断し、出来る部分をきちんと示しながら共に解決を目指していくことです。そうすれば、何をしなくてはいけないかは自然と見えてきますよね。