大変さばかり強調されることの多いケアマネジャーの仕事。でも、そのなかには、大変さ以上の魅力がつまっています。「難しい……」を「面白い!」に変えるヒントを一緒に探していきましょう。
第3回 こんなことしていませんか?(1) アセスメントシートを埋めれば完成?
言うまでもないことですが、ケアマネジャーはアセスメントをしなければなりません。その際、既存の、あるいはオリジナルのアセスメントシートを使用している人は多いと思います。ではお聞きします。「アセスメントが終わった」とはどんな状態を指すのでしょうか?「アセスメントシートを埋めれば完成!」なんて思ってはいませんか?
私たちは、訪問時、または帰ってきてから、見聞きしたさまざまな情報をアセスメントシートに記入していきます。シートを埋めながら何をしていますか? そうです。もう一度面接の場面を振り返り、情報の整理をしているのです。つまりシートの記入とは、情報を整理し、意味を理解するために行うものなのです。
なかにはアセスメントシートに記入するだけで、その利用者像が浮かんでくる場合もあるでしょう。その場合は、シートを埋めれば次の段階(ケアプランの原案づくり)に進むことが出来ます。しかし、「まだよく分からない」「何でそうなるのかなぁ」などと迷う場合もありますよね。そんなときに、私はよくシートの「欄外」を利用しています。関連すると思われるところの空いているスペースに、分かっていること・分かっていないこと、疑問に思うことなどを思いつくまま書いてみるのです。
自分のアセスメントに自信がないときは、皆さんも一度試してみてください。そうして、再びじっくりとアセスメントシートを眺めてみましょう。利用者の姿が浮かんできましたか? どんなことを大切にしているか、これから何をしたいと考えていらっしゃるかがわかりましたか?
もし分からないのであれば、どの部分の情報が不足しているせいなのでしょう。追加しなければならないこと(再度、情報収集が必要なこと)がはっきりしましたか? あるいは、これから時間をかけてお聞きしていかなければならない大切なポイントは見つかりましたか?
アセスメントは1回で完成するものではありません。そして、実は終わりもないのです。繰り返し繰り返し、ケアマネジャーと利用者・家族との間で話し、感じ、理解を積み重ねていくその過程そのものが「アセスメント」なのです。
私たちは、訪問時、または帰ってきてから、見聞きしたさまざまな情報をアセスメントシートに記入していきます。シートを埋めながら何をしていますか? そうです。もう一度面接の場面を振り返り、情報の整理をしているのです。つまりシートの記入とは、情報を整理し、意味を理解するために行うものなのです。
なかにはアセスメントシートに記入するだけで、その利用者像が浮かんでくる場合もあるでしょう。その場合は、シートを埋めれば次の段階(ケアプランの原案づくり)に進むことが出来ます。しかし、「まだよく分からない」「何でそうなるのかなぁ」などと迷う場合もありますよね。そんなときに、私はよくシートの「欄外」を利用しています。関連すると思われるところの空いているスペースに、分かっていること・分かっていないこと、疑問に思うことなどを思いつくまま書いてみるのです。
自分のアセスメントに自信がないときは、皆さんも一度試してみてください。そうして、再びじっくりとアセスメントシートを眺めてみましょう。利用者の姿が浮かんできましたか? どんなことを大切にしているか、これから何をしたいと考えていらっしゃるかがわかりましたか?
もし分からないのであれば、どの部分の情報が不足しているせいなのでしょう。追加しなければならないこと(再度、情報収集が必要なこと)がはっきりしましたか? あるいは、これから時間をかけてお聞きしていかなければならない大切なポイントは見つかりましたか?
アセスメントは1回で完成するものではありません。そして、実は終わりもないのです。繰り返し繰り返し、ケアマネジャーと利用者・家族との間で話し、感じ、理解を積み重ねていくその過程そのものが「アセスメント」なのです。