受験勉強も大事ですが、資格はなりたい自分に近づくための手段。合格後の「仕事のイメージ」を抱くことも大事です。このコーナーでは、資格の世界を知るのに役立った本や映画などを合格者が紹介します。
プラダを着た悪魔(映画)
おすすめ理由
新年度や新学期がスタートし、慣れない環境や時間サイクルで疲れがたまり、なんだかやる気がでない方も多いのではないでしょうか。そんな時、みなさんはどうしていますか? おいしいしものを食べたり、スポーツをして汗を流したりと、みなさんそれぞれだと思います。私はそんな時、この映画で栄養補給をしてやる気をだしています。
この映画は、華やかでゴージャスなファッション業界を舞台に、働く女性が共感するような仕事や恋のあれこれをユーモアに表現し、新人アシスタントと鮮烈な上司との人間模様を描いています。映画の中では、プラダやシャネルなど私の生活とはかけ離れたブランドが飛び交いますが、新人アシスタントと鮮烈な上司の仕事に対する姿勢や掛け合がたまりません。また、負けん気の強い新人アシスタントの成長ぶりが気持よく、勇気とパワーを与えてくれます。年も近いためか、私は、「あるある!」「やってやれ!」とつい新人アシスタント側に感情移入してしまいますが、見る方によっては鮮烈な上司に自分を重ねたりと、各々違った視点で楽しめると思います。
映画の中での二人の掛け合いを見ていると、人の心を読んだり、理解するのはつくづく難しいものだと思いますが、何ごとにも真摯に向き合うと自然と心は開き、距離は一歩ずつ近づくのだと感じさせてくれます。これは、日々の仕事で人と接するときも一緒で、とても大切なことだと思います。
資格試験合格など目標をたてて自分を掻き立てている一方で、新年度や新学期がスタートし、仕事や学校に疲れてやる気がでない方も、この映画で栄養補給をして頑張っていきましょう。
(ソイさん・社会福祉士)