受験勉強も大事ですが、資格はなりたい自分に近づくための手段。合格後の「仕事のイメージ」を抱くことも大事です。このコーナーでは、資格の世界を知るのに役立った本や映画などを合格者が紹介します。
ドコカの国にようこそ!
おすすめの理由
私が初めてこの本を読んだのは、小学生のときでした。児童書っぽくない不気味なイラストに惹かれ、この本だけは、図書館で繰り返し借りていました。大学生になって、卒業後の進路のことを考えて投げやりになっていたときに、「もう一度あの本が読みたい!」と思い、インターネットで検索したものの、絶版で手に入らず。それから何年かして、ダメ元で調べていたところ、とあるサイトで復刊していることを知り、早速購入しました。大人になってから読み返してみると、「『幸せ』ってなんだろう?」「これはハッピーエンドなのだろうか?」「主人公にとってはよかったとしても、家族にとっては…?」と考えてしまい、子どものときとは確実に違った感情を抱きました。その違いが面白くもあり、自分が大人になったという現実を突きつけられたようで切なくもあり…。
幸せの形は人それぞれだとは思いますが、この本を読んで、これがハッピーエンドなのかどうか、ぜひ、みなさんの考えをお聞かせいただきたいです。
みなさんの周りにもお子さんがいらしたら、ぜひ一緒に読んでみてください。お子さんだけでなく、いろいろな年代の人と一緒に読めば、きっとそれぞれで違った感想を聞かせてくれると思います。
(はじめちゃんさん・相談員)