受験勉強も大事ですが、資格はなりたい自分に近づくための手段。合格後の「仕事のイメージ」を抱くことも大事です。このコーナーでは、資格の世界を知るのに役立った本や映画などを合格者が紹介します。
現場での“困りごと”を考えるためのヒントが満載
おすすめの理由
実践現場でのさまざまな困りごとが「利用者」「家族」「組織・職務」「地域」というカテゴリーに分けられているので、目次を見るだけで自分の抱えている困りごとがどのカテゴリーのものなのかがわかり、自分では「利用者に関わること」とばかり思っていた困りごとが、「組織・職務に関わること」のなかに入っていて、新しい視点によって解決の糸口が見つかったりしました。仕事で忙しい毎日を送っていると、専門書をじっくりと読み直す時間などほとんどありません。しかしこの本は、1つの困りごとについてすべて見開き2頁でコンパクトに書かれているので、通勤電車の中や休憩時間に、また、寝る前などの短い限られた時間のなかで読むことができました。自分が抱えている(抱えていた、気になる)項目から読みましたが、気がつくとすべての項目を読んでいました。そして、各項目にキーワードが付いているので、さらに深めて考えるヒントになりました。
この本を読むことで、学生のときに勉強したこと、理解していたことを、場面に応じて再確認することができ、自分の実践を振り返ることができました。特に、日々の仕事に追われて忙しい人には、絶対にお薦めです!
(M.Mさん・社会福祉士)