受験勉強も大事ですが、資格はなりたい自分に近づくための手段。合格後の「仕事のイメージ」を抱くことも大事です。このコーナーでは、資格の世界を知るのに役立った本や映画などを合格者が紹介します。
個性あふれる執筆陣による“新しい介護”の情報誌
月刊ブリコラージュ
おすすめの理由
老人福祉の仕事を始めて、人と関わる姿勢のようなものを教えてもらった一冊の雑誌があります。情報交流誌の『月刊Bricolage』です。福祉を始めたての頃、「福祉」という言葉に違和感を持ち、特養という場所に戸惑っていた私は、「生活とは何か」、「生きるとは何ぞや」などと、たいそうな気持ちを日々悶々と抱いていたように思います。
そんな頃、この情報誌に出会いました。ここで紹介されている方々は、どの方も一緒に仕事がしたくなるような方ばかりでした。三好春樹さん、上野文規さん。私の根っこに、老人福祉の仕事の素晴らしさを教えてくれた方々です。
この情報誌で紹介されている研修にも幾度か足を運び、様々なことを教えていただきました。
押し売りでもなんでもないこの情報誌を購読し始めて15年ほどになります。今でも、この情報誌を読む度、自分の無力さを感じながらも、気持ちを奮い立たせています。
(岡 靖裕さん・高齢者施設 主任相談員)