受験勉強も大事ですが、資格はなりたい自分に近づくための手段。合格後の「仕事のイメージ」を抱くことも大事です。このコーナーでは、資格の世界を知るのに役立った本や映画などを合格者が紹介します。
「自分は本当に支援しているの?」と感じたときに
おすすめの理由
日々の仕事のなかで、自分のしてきたことが「支援」と呼べるものだったのだろうかと自問自答したことはないでしょうか。私は何度もあります。それにはもちろん、専門知識が足りないがゆえの未熟さもあったのでしょう。しかし、相手の立場に寄り添うことができなかったというのが一番後悔する部分だったと感じています。
多くの業務に忙殺されるなかで、専門職としてもっているべき倫理観をつい見失いがちです。そんな私に専門職としての指針を示してくれるのがこの本です。
支援を必要としている人に対して、「専門職として」だけではなく、「人として」どう接したらよいのか、ということを考え直させてくれる本でもありました。自分の心のなかに、まだこんなにも多くの気づきがあるのかと驚きますよ。
(コロ助さん・ソーシャルワーカー)