受験勉強はもちろん大事。でも、机に向かって知識を詰め込むだけが取り組み方ではありません。合格者には、独自のアイデア、秘策もあるようです。本コーナーでは、先輩たちが推奨する「合格に役立ったもの」を自由なスタイルで紹介します。
モチベーションを支えた仲間との交流
Skype
開始時期:2010年4月
使用頻度:週3〜4回
ポイント:気軽に情報交換
モチベーションが高まる
おすすめの理由
写真は、私が使っているSkype(スカイプ:パソコンを使ったインターネットの無料電話サービス)のヘッドセットです。使い始めたのは、就職した昨年の4月。遠く離れてしまった大学の友人たちと気軽に連絡を取り合いたいと思ったのがきっかけです。Skypeなら、同時に複数の人間とやりとりできますし、パソコンの近くにカメラをセットすれば、画像もあわせて近況を伝え合うこともできます。同じ学部だった友人たちも社会福祉士や精神保健福祉士の資格を目指していたので、連絡を取り合うときは自然と受験勉強が話題に上り、「おまえ、どんな本使って勉強してんの?」「(カメラの前に実物を持ってきて)これこれ」「へー。わかりやすい?」といった具合に情報交換をしていました。お互いにパソコンの前にいる環境(だいたい自室)は気兼ねがありませんし、時によって複数が参加してくる場はサークル的で、仲間意識や距離の近さも感じられます。私は2回目の受験だったので、後輩に「去年はこういう問題が出たから要注意な」など、こちらから有用と思える情報を発信できたのも自分自身の励みになったようです。
今振り返ると、受験へのモチベーションは最後まで高く保たれていたように思います。そしてそれは、みんなが一緒に勉強していると感じていたからだと思います。Skype、一度お試しになってはいかがでしょう。何かと使い勝手のいい代物です。
プロフィール
三池一輝(みいけ・かずき)さん平成22年度試験合格
昨年(平成22年)4月に「地域活動支援センター ピアサポートいしびき(石川県金沢市)」に就職。現在、通所者の自主活動支援や相談支援、精神科病院を退院した人の自宅訪問などを先輩のソーシャルワーカーに付いて取り組んでいる。本資格へのチャレンジは2回目。仕事をしながら、見事合格を手にした。趣味はクロスバイクとカラオケ、特技はギター、好きなことは人を笑わせること。「あきらめないためにがんばる」が信条。