受験勉強も大事ですが、資格はなりたい自分に近づくための手段。合格後の「仕事のイメージ」を抱くことも大事です。このコーナーでは、資格の世界を知るのに役立った本や映画などを合格者が紹介します。
精神障害者へのイメージを改めさせてくれた衝撃の潜入ルポ
ルポ・精神病棟
著者:大熊一夫
発行:朝日文庫(朝日新聞社出版局)
ISBN:978-4-0026-0244-2
価格:¥504(税込) ※品切れ・重版未定
発行:朝日文庫(朝日新聞社出版局)
ISBN:978-4-0026-0244-2
価格:¥504(税込) ※品切れ・重版未定
おすすめの理由
精神科というところで何が行われているのか知らなかった私は、このルポルタージュを読んで、鳥肌が立つと同時に、精神障害者に対して、「怖い」「何を考えてるか分からない」というイメージをもっていた自分が恥ずかしくなりました。このルポルタージュは20年以上前の記事なので、現在の状況と違う部分も多々あるかもしれませんが、精神に障害のある入院患者に対する扱い、偏見、病院経営者の問題は、現在にも通じる面があるのではないかと感じました。大学の先輩に薦められたこの本との出合いが、精神保健福祉士を目指すきっかけになりました。精神に障害のある人たちが今よりもはるかに特別視されていた中でのこの有名な潜入ルポ。精神保健福祉士を目指す皆さんに、一読をお勧めします。(武夫さん・精神保健福祉士)