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第1回 シニアの楽しみは、チエを出すことにある
チエの提供がシニアの快感に!
『他人のためにチエを出してやることが、最上の幸福である』といったのは、フランスの哲学者・エミール・アランです。これほどシニアにとって、後押ししてくれる言葉はありません。
なぜならば、シニアは生活の達人であり、仕事の達人でもあるのです。長い家庭生活において、また、職場生活において、豊富な知識、知恵を蓄積してきたはずです。
これらのノウハウを自分のなかだけにとどめておくのはもったいない。他人に提供していくことがとても大切です。それは、周りの人たちに役立つだけではありません。提供した本人も快感を得て、良薬ホルモンが分泌され、若返る秘訣にもなるのです。
なぜならば、シニアは生活の達人であり、仕事の達人でもあるのです。長い家庭生活において、また、職場生活において、豊富な知識、知恵を蓄積してきたはずです。
これらのノウハウを自分のなかだけにとどめておくのはもったいない。他人に提供していくことがとても大切です。それは、周りの人たちに役立つだけではありません。提供した本人も快感を得て、良薬ホルモンが分泌され、若返る秘訣にもなるのです。
人間は創り出すことに喜びを感じる!
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エミール・アランは、また、言葉をついで、『仕事だろうと、遊びだろうと、趣味であろうと、なんでも創作があって、はじめて喜びがあるものだ』ともいっています。
自分サイズのアイデア・発明で世界を広げる!
創作とかアイデアというと、「自分にはそんな能力なんかないよ」と、しり込みするシニアの人もいるかもしれません。しかし、そんなはずはありません。創作、アイデアとは、“チエ”のことです。大きいチエ、小さなチエ、など、チエにはピンからキリまであるというだけのこと。したがって、自分サイズにマッチした方法で、アイデア・発明をものにしていけばよいのです。
長い人生において、いろいろな人と出会い、さまざまなことをやってきたシニアなら、どんな人でも“チエ”を生かしていくことができるはずです。これまで考えようとしなかっただけで、やってみることによって、新しい世界が広がっていくことに気づくことが多いのです。
長い人生において、いろいろな人と出会い、さまざまなことをやってきたシニアなら、どんな人でも“チエ”を生かしていくことができるはずです。これまで考えようとしなかっただけで、やってみることによって、新しい世界が広がっていくことに気づくことが多いのです。
“少し変えてみる”ことから始めよう!
発明は、一握りの特別な才能のある人間にしかできないような、決して難しいものではありません。たとえどんなに大きな、複雑な発明でも、ゼロからのスタートではなく、これまでの先人たちが積み上げてきたチエを、真似たり、少し変えてみたりすることによって、新しいアイデアが生まれてくることになるのです。
『日の下に新しきものなし すべては繰り返しにすぎない』(シャーロック・ホームズ「緋色の研究」より)といわれているように、まず、“アタマ遊び”は、「アイデアはやさしいと思いこむ」、また、「これまであるものを少し変えてみる」ということをモットーとして取り組んでいくとよいと思います。それによって、脳はいきいきと活動し、心は豊かになります。アタマとココロの健康がアップしていくことで、自己実現への道が拓かれていくことにもなります。
『日の下に新しきものなし すべては繰り返しにすぎない』(シャーロック・ホームズ「緋色の研究」より)といわれているように、まず、“アタマ遊び”は、「アイデアはやさしいと思いこむ」、また、「これまであるものを少し変えてみる」ということをモットーとして取り組んでいくとよいと思います。それによって、脳はいきいきと活動し、心は豊かになります。アタマとココロの健康がアップしていくことで、自己実現への道が拓かれていくことにもなります。