「ありがとう」というだけで元気が出る
生きていく毎日にはいろんな事があると思う。
夏の暑い日だった。就活中の学生さんが、スーツ姿でバリッと決めて前を歩いていた。ストッキングが激しく伝線していることに気がつき、追い越しざまに「あの〜。うしろ伝線していますよ」と声を掛けて通り過ぎた。するとすごい勢いでその学生さんが走ってきて「あの〜後ろパンツ見えてますよ」って教えてくれた。お互いに?赤い顔して笑った私のイタイ「ありがとう」の思い出。そんなことを鮮明に思い出して手に取った1冊。
「ありがとう」がこころを元気にする、ふんふん。と読み進み「笑顔がいい人」といわれていますか、ほうほう。かわいがった子ほど、親には感謝しない理由については、なるほどね〜。などと感銘を受け、「ありがとう」と声にすることで、会話が弾み、まわりの人や自分のこころを癒す効果があるという。
この本を読んで気がついた「ありがとう」がある。
最近、子どもたちも大きくなり、この春から起きられず遅刻しても朝食を食べる時間がなくなっても自己責任だと思い「早く○○しなさい」と言うのをやめた(あきらめた?)。言わなくてもギリギリ起きてくるし、朝食も数分で詰めこんで行く、朝からイライラせずにすんでいること。
弁当箱を鞄に詰める子どもらが「ありがとう」と言い持って行く。帰宅後、弁当箱を洗うようになったこと。
日々の小さな変化に気づき私からも「ありがとう」の言葉を言わなければと思った。
(by こふみ)