学習方法について
過去問を中心に進めて大丈夫?(2013/03/29)
福祉系の大学に通っています。この4月から4年生になり、国家試験も目前に迫ってきます。先輩方からは「過去問をやるべき」とアドバイスをいただきましたが、いざ目を通してみると古い問題や正解が微妙なものなどが多く、戸惑ってしまいました。過去問を中心に勉強を進めてもいいのでしょうか。(カメの散歩さん)
自分で加筆したものを積極的に活用して
「受験勉強には過去問」とは、福祉に限らずいわれていることですが、昨今の精神保健福祉分野の大幅な法改正や、新しいカリキュラムになったことで戸惑われるお気持ちもよく理解できます。過去問で合格を目指すのではなく、過去問を合格のために活用することをおすすめします。
まず、過去5年分くらいの過去問に一通り目を通し、出題傾向や出題の仕方に慣れましょう。内容を精査するのはその後です。特に、第15回試験は新科目になったこともあってか、出題傾向の変化もみられますので、よく確認する必要があると思います。その後、現在の知識や法律では間違っている過去問に印をつけ、内容が正確なもののみチェックします。それだけでもかなりの情報量の詰まったオリジナルな問題集が完成します。最終的には、そこに新たに得た知識や間違いやすい項目を付け加えることでより広い知識を得ることができるでしょう。
従来のテキストや問題を解く、受身の勉強法よりも、自分で加筆したものを積極的に活用する主体的な勉強法が、合格への王道であると思います。頑張ってください。
(けあサポ編集部)