精神保健福祉士は、いわゆる「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれる仕事につく人のための国家資格です。精神的な障害のある人に対して、日常生活がスムーズに営めるように支援したり、社会参加に向けた支援活動を行ったりします。
精神保健福祉士とは?
精神保健福祉士は、いわゆる「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれる専門職の国家資格です。心に病を抱えた人がスムーズに生活を営めるように訓練や支援、社会参加支援の手助けや周囲との調整などを行う仕事です。1997年の「精神保健福祉士法」施行に伴って誕生し、2005年からは「障害者自立支援法」が制定されて、医療・保健・福祉にまたがる精神保健福祉士の活躍の場がますます広がりつつあります。
※国家資格には「名称独占」の資格と「業務独占」の資格の2種類がありますが、精神保健福祉士の資格は「名称独占」です。資格を持っている人だけが「精神保健福祉士」と名乗れますが、業務に関しては資格を持っていない人も行うことが可能です。医師や看護師などの資格は「業務独占」となります。
※国家資格には「名称独占」の資格と「業務独占」の資格の2種類がありますが、精神保健福祉士の資格は「名称独占」です。資格を持っている人だけが「精神保健福祉士」と名乗れますが、業務に関しては資格を持っていない人も行うことが可能です。医師や看護師などの資格は「業務独占」となります。
仕事の内容は?
精神保健福祉士の主な仕事は、精神的な障害のある人を支えることです。病院では入院から退院までの相談に応じ、日常生活を送るための援助を行います。また、家族や関係機関との連絡・調整を行って、社会参加ができるよう目指します。病院以外では、社会復帰施設の指導員として作業やレクリエーションを一緒に行ったり、精神保健福祉センターや保健所などで市民のメンタルヘルス啓蒙活動に携わったりします。
精神科クリニックのデイケアで働く精神保健福祉士のある一日
【08:30】
出勤。スタッフとの申し送りや一日のスケジュールチェック。
【09:30】
デイケアを利用するメンバーの出迎え。出欠の確認をした後、全員でラジオ体操をして体をほぐす。
【10:00】
ミーティング。メンバーとスタッフが出席し、野外活動や院内イベント等について話し合ったり、デイケアプログラムに関する意見を交換したりする。こうしたミーティングを週に1回の割合で行う。
【11:30】
メンバーの昼食。基本的には給食当番がいて、スタッフは配膳やお茶配りを手伝う。
【12:00】
昼休み。持参のお弁当を食べながら事務所で過ごす。食事の後はスタッフと雑談。あえて仕事とは関係のないおしゃべりをしてリフレッシュできるよう心がけている。
【13:00】
プログラムを開始するための準備。この日はゲームをするので、将棋盤やトランプ、オセロ、ボードゲームなどをメンバーと一緒に机に並べる。
【13:30】
ゲームを始める。メンバーにいつもと違った様子はないか、困っていることはないか等を観察しながら、ゲーム相手になったり遊び方をアドバイスしたりする。時にはゲームに真剣になってしまうことも…!
【15:00】
プログラム終了。メンバーと一緒に後片付けや掃除をする。
【15:30】
反省会。メンバー一人ひとりが感想を述べる。
【16:00】
帰宅するメンバーを見送った後、事務処理。メンバーの個人記録やプログラムの活動記録を作成。
【17:30】
退勤。地域の精神保健福祉士グループの勉強会に参加後、帰宅。
出勤。スタッフとの申し送りや一日のスケジュールチェック。
【09:30】
デイケアを利用するメンバーの出迎え。出欠の確認をした後、全員でラジオ体操をして体をほぐす。
【10:00】
ミーティング。メンバーとスタッフが出席し、野外活動や院内イベント等について話し合ったり、デイケアプログラムに関する意見を交換したりする。こうしたミーティングを週に1回の割合で行う。
【11:30】
メンバーの昼食。基本的には給食当番がいて、スタッフは配膳やお茶配りを手伝う。
【12:00】
昼休み。持参のお弁当を食べながら事務所で過ごす。食事の後はスタッフと雑談。あえて仕事とは関係のないおしゃべりをしてリフレッシュできるよう心がけている。
【13:00】
プログラムを開始するための準備。この日はゲームをするので、将棋盤やトランプ、オセロ、ボードゲームなどをメンバーと一緒に机に並べる。
【13:30】
ゲームを始める。メンバーにいつもと違った様子はないか、困っていることはないか等を観察しながら、ゲーム相手になったり遊び方をアドバイスしたりする。時にはゲームに真剣になってしまうことも…!
【15:00】
プログラム終了。メンバーと一緒に後片付けや掃除をする。
【15:30】
反省会。メンバー一人ひとりが感想を述べる。
【16:00】
帰宅するメンバーを見送った後、事務処理。メンバーの個人記録やプログラムの活動記録を作成。
【17:30】
退勤。地域の精神保健福祉士グループの勉強会に参加後、帰宅。
どんな人を対象に、どんなところで働くの?
精神的なハンディキャップのある人
〈対象〉
精神障害者、およびその家族
〈職場〉
精神科病院、精神科や心療内科のある病院・診療所、精神保健福祉センター、保健所・保健センター、グループホーム、市町村の福祉担当部門など
〈職種〉
精神保健福祉相談員など
精神障害者、およびその家族
〈職場〉
精神科病院、精神科や心療内科のある病院・診療所、精神保健福祉センター、保健所・保健センター、グループホーム、市町村の福祉担当部門など
〈職種〉
精神保健福祉相談員など
資格を取るまでの道のりは?
精神保健福祉士の資格を得るためには、「精神保健福祉士国家試験」に合格しなければなりません。国家試験を受けるまでには11の道のりがあり、大きくは大学等で指定科目を履修する、短大等で指定科目を履修して実務1〜2年を経験する、養成施設を経るという3つのルートに分けられます。
受験資格の詳細は、こちらを参照ください。
受験資格の詳細は、こちらを参照ください。
精神福祉士国家試験について
社会福祉士との共通科目のカリキュラム改定に伴い、第23回試験(2011年1月実施)より科目等が変更となりました。
詳細につきましては、「カリキュラム・国家試験が変わります!」をご覧ください。
詳細につきましては、「カリキュラム・国家試験が変わります!」をご覧ください。
平成24年度受験データ(厚生労働省発表)
受験者数/7,770名
合格者数/4,865名
合格率/62.6%
合格者数/4,865名
合格率/62.6%
資格取得等に関する問い合わせ先
【社団法人 日本精神保健福祉士協会】
160-0015 東京都新宿区大京町23-3
四谷オーキッドビル7階
TEL 03-5366-3152
【財団法人 社会福祉振興・試験センター】
150-0002 東京都渋谷区渋谷1-5-6 SEMPOSビル
TEL 03-3486-7521
試験案内専用電話 TEL 03-3486-7559
【一般社団法人 日本精神保健福祉士養成校協会】
160-0004 東京都新宿区四谷2-12
まつもとビル3階B号
TEL 03-5366-8863
160-0015 東京都新宿区大京町23-3
四谷オーキッドビル7階
TEL 03-5366-3152
【財団法人 社会福祉振興・試験センター】
150-0002 東京都渋谷区渋谷1-5-6 SEMPOSビル
TEL 03-3486-7521
試験案内専用電話 TEL 03-3486-7559
【一般社団法人 日本精神保健福祉士養成校協会】
160-0004 東京都新宿区四谷2-12
まつもとビル3階B号
TEL 03-5366-8863