学習方法について

　来年の第15回試験から新科目での受験となり、受験生の皆さんが不安になるのは当然です。ただ、これは、受験者全員が同じスタートラインに立つということでもあり、すべての人にチャンスがある状況ともいえます。新しいからといって手をこまねいているのではなく、しっかりと勉強していきましょう。
　新試験への受験対策ですが、まずは、新カリキュラムに対応したテキストで基本的な知識をおさえておくことが必要でしょう。新カリキュラムになったことで、学ぶ内容も変化しています。まずは出題基準（イメージ）などを参考に、どこが変わり、どのような点が追加されたのかなどを、確認しておくとよいと思います。新しく追加された内容は、新試験で出題されやすいと考えられるからです。
　とはいえ、これまでの試験で繰り返し問われてきた内容は、精神保健福祉士に必須のものであり、試験科目名が変わったからといってこの根幹が変わるものではありません。そこで、３〜５年分の過去問を繰り返し解いてみて、よく出されていると思われる項目については、引き続きおさえることも重要になります。
　これから、新試験の内容に対応した「模擬問題集」などの受験参考書も発行されてくると思います。このような書籍を参考にして、新試験のより具体的なイメージをもって試験に臨むことも効果的だと思います。
　冒頭にも書きましたが、第15回試験では、皆が同じスタートラインに立っています。学校や職場の仲間同士で励まし合い、情報交換などをしていくことで新試験対策も深まっていくと思います。新試験攻略に向かって、是非がんばってください。